*BL妄想

(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*BTS WORLD のアナザーストーリーのアナザーストーリーです☆





















Side JK








「じゃあ今度お店来てよ」



「うん、部におやつ買うときに行きます」



「やった、来て来て、みんなで」



「はい、ぜひ」



そう言ったものの、部員たちと買いに行くのを想像するとなぜか憂鬱な気分になった。明るく優しいジミンさんはすぐに皆の人気者になるに違いない。




最初は、1人で行こう




「さてと」



ジミンさんは立ち上がって、リュックを背負った。



「表通りに自転車止めてるからそろそろ行くね」



「はい今日はどうもごちそうさまでした。ありがとうございます」



ぺこりとお辞儀すると、ジミンさんは微笑んだ。



「そんな、こっちこそありがとう……あ」



ジミンさんは僕の顔を見て何かに気づいたように声をあげると、ベンチから立ち上がった僕に近づいて来た。



「へ



ジミンさんは僕の至近距離まで来て、僕を見上げてじっと見つめた。




な、なに




胸が騒いで落ち着かない。



「ふふ






いたずらっぽく笑って目を細めたジミンさんが、僕の顔に手を伸ばす。彼の親指が僕の下唇に触れて、きゅ、と押しつけられた後、そのまま唇の上を滑っていく。



「え…



「付いてた、餅粉」



くすくす笑って、僕の唇の餅粉を拭ったジミンさんはそのままペロリと舌を出して指についた餅粉を舐めた。







なに




騒ぐ胸、火照る頬、混乱する頭。僕があっけにとられて動けずにいるうちに、ジミンさんはにこっ、と笑うと



「またね」



と言って、軽やかに走ると公園を出て行った。




や、やられた




これが一目惚れってやつ




僕は、自分の胸の鼓動がどくどく言っているのを、そのままそこで立ちつくしたまま、じっと感じていた。