*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*第1話はこちら


























Side JM







僕の隣に寝転んでしばらくじっとしていたジョングクが、いきなり顔をこちらに向けて、『どうでしたか?』と日本語で聞いた。唐突な日本語に僕は噴き出した。



「なっ…なんで日本語…」



「ふふ…」



ジョングクは照れくさそうに笑った。そして僕の背中に腕を回した。



「あっ…」



熱い手のひらで触れられると体がびくっと揺れた。そのままジョングクの手が僕の腰に伸びて強く抱き寄せられる。



「んっ…ぁ…」



「ふふ…また感じてる…の?」



ジョングクは嬉しそうに笑って目尻を下げた。不意の笑顔にドキドキして、僕はジョングクの腕の中に顔を埋めた。



「イ  ったばっかだから…しょうがないだろ!」



小さく呟いて、ジョングクの顔を見る。ジョングクはじっと僕を見つめていて、僕の胸はさらにうるさくなった。



「な、なに…」



「昨日僕、酔っ払ったよね」



「うん、ホント大変だったよ」



ジョングクは僕を真剣な顔で見つめると、口を開いた。






「酔ったから、ジミニヒョンの本気の『好き』聞きたいな…」



「え…」



一気に昨日の夜のことが蘇ってきた。



「え…言ったじゃん」



僕が言うとジョングクは困ったように首を傾げた。



「酔ってたから…もっかい聞きたくて…」



「ふふっ…」




可愛い奴。




僕はジョングクの腕から這い上がって、彼の顔の前にひょこ、と顔を出した。鼻と鼻が触れ合う距離だ。



「好きだよ…ジョングク」



僕が真面目に言うと、珍しくジョングクの頰はほんのりピンク色に染まっていく。



「照れんなよー!こっちが照れるだろ!」



「だ、だって…なんか嬉しくて…その…」



ジョングクが顔を傾けて、自分の唇を僕の唇に、かすかに触れさせる。



「ジミニヒョン、いつも…照れるから…」



「ぁ…ふ…」



ジョングクの指が僕の耳に触れて、そのまま頰にそっと置かれた。薄く唇を開くと、そこへゆっくりとジョングクの熱が触れる。ちゅ…とかすかな音が互いの唇へと消えていく。



「僕も…好き…」



唇を触れ合わせたまま、吐息交じりに言われると、頭がくらくらした。熱を絡ませあうと、さっき一度は放たれた熱が、また体の奥に集まってくるような気がする。