*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

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*第1話はこちら























Side JK







僕がカクテルを飲み干して



「…酔いましたよ」



と真顔で言うと、ジミニヒョンはけらけら笑った。



「バカ、嘘つくな」



「ふふ…もう一杯頼もう」



店員さんを呼んで注文して、届いた強めのお酒を僕は再び、ぐい、と飲み干した。



「わぁ、グガ、大丈夫か?」



ジミニヒョンが目を丸くする。




…ジミニヒョンだって、いつもやってるくせに…




僕はいつまで子供扱いされんのかな…




少し不満を覚えて、口を尖らせて「酔ったよ…言ってよ?」とねだると、ジミニヒョンは照れたように身をよじる。



「えぇ?…あの…好き…ふはっ」



ジミニヒョンはこらえきれず笑い出して、僕はますます口を尖らせた。



「だめ、ちゃんと言ってってば。ジミニヒョンも飲んで?僕も飲むから」



「なんなんだよお前今日」



くすくす笑いながら体を揺らすから、ジミニヒョンの体が僕にぶつかる。その体が熱くて、今すぐ帰ってベッドで抱き合いたくなった。でも、今夜みたいな機会があまり持てないことも確かで…



僕は店員さんに頼んで、飲み慣れた焼酎のボトルを持ってきてもらった。



「今夜はジミニヒョンの本気を聞くまで帰らないから」



「なっ…なんでそうなるんだよ」



ジミニヒョンはけらけら笑いながらも、お酒を作るのを手伝ってくれた。だけど、僕が、出来上がったお酒を一口飲み、



「好きだよ、ジミナ」



と言うと、途端に目を見開いて僕を見た後真っ赤になった。




はぁ、可愛い…




ジミニヒョン、酔っ払っても全然赤くなんないのに…




僕はどぎまぎして、何度も杯に唇をつけた。ジミニヒョンは、黙ったまま、少し考えているようだったけれど、突然自分のカクテルを飲み干した。それから、僕の肩に片手をかけて、その上に顎を乗せた。






「好きだよ、ジョングク」



照れているのか小さな声で早口気味に言うと、ジミニヒョンはさっと離れた。



「これでいい、だろ!」



ジミニヒョンは両の手で顔を隠して、テーブルに突っ伏して身をよじった。ジタバタ照れているのが本当に可愛くて、僕の頰はまた緩んだ。



「だめ、『愛してる』って言ってくれなきゃ」



「お前言ってないじゃん」



「ジミニヒョン、愛してるー!」



抱きついて小さく叫ぶと、けらけら笑うジミニヒョンがバシバシと背中を叩いた。




ああ、楽しい。




ジミニヒョンといるとすごく幸せだなあ…