*BL妄想(ジョングク×ジミン)です
   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています


*(そんなたいしたことは書いてないですが…)まえがき→こちら





グクミンはデキてる前提のお話です♡(/ω\)

























Side JK










やりすぎた、かな…



僕はベッドで眠るジミニヒョンを見て反省した。もうすぐ昼だというのにジミニヒョンが目覚める気配がない。たぶん、明け方まで僕が抱いていたせいだ。



でも…



ジミニヒョンが悪いんだから…



僕は昨日の公演のジミニヒョンを思い出した。公演中のジミニヒョンはいつも、妖艶だったり、可愛かったりして、普段と同じく僕をドキドキさせる。公演の時はさらに、汗をかいた艶めいた肌が、夜のジミニヒョンの姿を思い出させるから、あまりちゃんと見ないようにしている。



…ステージに集中できなくなるから。











だけど、昨日は…











ジミニヒョンは泣いていた。




韓国から遠く離れたアメリカの地で、大歓声を聞いて、思いがあふれ出して、止まらなくなったんだろう。眉を寄せて、涙を滲ませるその顔を見ると、ジミニヒョンを守ってあげたい気持ちと、なぜか困らせたいような、いじめたいような気持ちが同時に沸いてきて、僕は混乱した。



だめだ、僕…



ステージ中だってのに…






ジミニヒョンのこと、抱きたいって…





思っちゃってる…















ステージが終わってホテルに戻り、僕は一目散にジミニヒョンの部屋に行った。ジミニヒョンは笑顔で迎えてくれた。


「グガ、いいとこに…今…わっ…」


僕は部屋に入るやいなやジミニヒョンを、ドア脇の壁に押し付けた。


「何す…あっ…んん…」


両手首を取って壁に押し付けて、ジミニヒョンの唇を塞ぐ。


「っ…んん…ゃ…」


唇をこじ開けるみたいにして、その中に進入すると、ジミニヒョンの唇からはかすれた小さな吐息が漏れてきた。熱を見つけて、素早く絡ませる。押し付けている手首から感じる力が、だんだんと弱くなってきた。


「んんっ…んっ…」


力の抜けたジミニヒョンの指へ自分の手を進ませると、自然に絡み合う指先が愛しい。きゅ、と手を握られたかと思うと、ジミニヒョンが僕の  唇  を吸う。受け入れてくれたジミニヒョンが可愛くて、ゆっくり丁寧に、熱を絡ませる。体をジミニヒョンの方へ倒して密  着  させると、焦れったい熱が爆発しそうに震えた。


「はぁ…ジミニヒョン…」


「グガ、いきなり何すんの…」


唇を離すと、ジミニヒョンは照れたように笑った。


「今ルームサービス頼もうとしてたから…」


「シたいです」


「へ?」


食い気味に言って、顔を近づけると、たちまち困惑したようにジミニヒョンの眉が寄る。


「まだ、シャワーしてないじゃないか…ごはんも…ぁ…」


顎をつまんで引き寄せると、非難めいたかすかな吐息を漏らすジミニヒョンが色っぽい。泣いたせいか、心なしか瞳がいつもより潤んでいる気がして、僕はドキドキした。


「ん…」


また口づけを奪って、熱を確かめ合ってから唇を離すと、ジミニヒョンはとろんとした瞳になった。



「グガ…」


「ルームサービス頼んでから、一緒にシャワーしよ?」


「へ…一緒に…って…」


僕はインルームダイニングのメニューから2、3品選んで素早くオーダーした。そして、ジミニヒョンの手を取ってシャワールームに連れて行った。