BL妄想(ジョングク×ジミン)です
苦手な方は閲覧ご注意ください


「CAN’T STOP!!」第1話→こちらから


















Side JK






僕がそう告げると、ジミニヒョンの目が見開かれた。


「え…ずるいよ、お前」


「ははっ、ずるくないです」


僕は先ほどスタッフさんに聞いた明日のスケジュールを伝えた。夕方から打ち合わせだけなのだ。聞き終わったジミニヒョンはしばらく黙っていたが、だんだん口元が緩められるのを僕は見逃さなかった。


「じゃあ…あの…」


「何ですか?」


ジミニヒョンは僕を目を伏せて、もじもじと身をよじって、僕の腕をぎゅっと掴んだり、離したりした。







「その…今日は…いっぱいできる?…シてもいいんだよな…」


ジミニヒョンの「いっぱい」という言葉に僕は思わず噴き出した。



やっぱり、ジミニヒョンは素直で…すごく、可愛い…



「いっぱい、ですか」


「だだ、だって…その…ずっとシてないし…」


頰を染めて、僕を見つめるジミニヒョンの瞳は心なしか潤んでいて、僕はそのまま押  し倒し  てしまいたくなった。



でも、その前に…



僕はジミニヒョンに姿勢を正して目を合わせた。


「ジミンシィ?」


「へ、何…」


「昨日、ジニヒョンとお酒飲んでる時、もたれかかっていちゃいちゃしてたでしょ?」


僕がそう言って不満気に口を尖らせて見せると、ジミニヒョンは驚いたような顔になった。


「見たのか…や、なんか、それは…その、さ」


ジミニヒョンは途端に、なぜか照れて身をくねらせた。


「何ですか」


「ジニヒョン意外とがっしりしてて…その…感触が…なんかちょっとジョングガみたいで…すごくジョングガに会いたくなって…」


ジミニヒョンが困った顔でそう呟くから、今度は僕が照れる番だった。



はあ…可愛い…もう抱きしめたい…



でもまだダメだ。勝利まであと一歩。僕はにやけそうになるのをこらえて短く「うん」と答えた。


「で、ジニヒョンに甘えてたんですね」


僕が言うとジミニヒョンは慌てて声を上げる。


「ちがっっ…うくはないけど…」


「ダメだよ。そういうのは…僕だけにしてください」


「あ…」


僕はジミニヒョンの肩を抱き寄せた。



ああ…この感じ…久しぶり…



「うん…」


ベ  ッドに腰掛けたまま、ぎゅっと抱きしめると、ジミニヒョンは素直に僕に身を預けて、甘えるように、唇を僕の  首  筋  に押し当ててきた。



あ、こら、そんなことしたら…



「聞いてます?ジミニヒョン、それでね…」


僕は焦った。ジミニヒョンから少し身を離して視線を合わせる。


「何?」


「昨日、僕の部屋…来ましたよね?」