Side JK
次の日、なんとなく気まずくて、宿舎からジミニヒョンとろくに会話もせず練習室まで来てしまって、僕は落ち込んでいた。こういうところが、まだ子供なんだろうな…
練習の合間の休憩時間に、皆が練習室から出て行き、ホソギヒョンと2人になった。
「昨日また遅くまでジミナとゲームしてたの?」
「え?」
聞き返すと、ホソギヒョンは「あれ?」と小さく呟いた。
「違うのか。昨日、ジミナがジョングガの部屋の前にいるの見たから」
「え…いつ…ですか?」
「いつだろ…寝る前だから23時くらいか」
ホソギヒョンは思い出すように上を見上げながら言った。
ジミニヒョン、来てくれてたんだ…
たぶん、僕がナムジュニヒョンの部屋にいる時だ…
その時、ジミニヒョンや他のメンバーが練習室に戻ってきて、練習が再開された。僕はクールに踊るジミニヒョンを時折ちらちらと確認した。そしてその度に、ジミニヒョンが昨夜僕の部屋に来てくれたことを思ってにやけそうになった。
僕の部屋に来たくせに、そんなそぶりを一切見せないで…