BL妄想(ジョングク×ジミン)です
苦手な方は閲覧ご注意ください


第1部第1話→こちら

第2部第1話→こちら

















Side JK







「もっと食べます?」


僕が聞くとジミニヒョンは、うん、と頷くから、僕は親鳥みたいに唇で軽く小さなスナック菓子のかけらを挟んだ。


「あ…ジョングク…ん、」


菓子をジミニヒョンの唇に押し付けると、ジミニヒョンが唇で軽く挟んで受け取ってくれた。ふふふっ、という照れ笑いと、菓子をしゃくしゃく咀嚼する音がジミニヒョンの唇から漏れて、僕の腹の奥が、熱くなっていく。






「もっと…欲しいですか?」


僕が聞くと、ジミニヒョンは「え?うん…欲しい…かも…」と照れて身をよじりながら答えてくれた。



どうしよう…可愛くてたまらない…



僕は、スナック菓子のかけらを、今度は口の中に入れた。


「ジョングガ…」


顔を寄せると、少しだけ非難の混じったジミニヒョンの小さな声が僕を呼ぶ。僕はお構いなしに、ジミニヒョンの唇を塞いだ。


「…ん」


ジミニヒョンの唇が柔らかく開かれたかと思うと、ジミニヒョンの熱がそっと忍び込んできて、僕の口  内  の菓子に絡まった。僕が取られないように少し動かすと、「ん…」と追いかけて来るのが最高に可愛い。口の中で菓子を隠すようにすると、「んー」と唇を  触  れあわ  せたまま不満気にうめいて怒られた。


「ふふっ」


「バカ…いじわるすんな」


唇を離すと、ジミニヒョンは僕を見て唇を尖らせた。


「欲しいんだから…ちゃんとして…」



あ…ジミニヒョン…



目を閉じたジミニヒョンが僕に顔を寄せて、唇を塞ぐ。すぐに入ってきたジミニヒョンの甘い熱が、素早く菓子をかすめとって行った。


「ふふっ…もらった…」


にこにこしながら、またもぐもぐとスナック菓子を食べるジミニヒョンに、体を寄せる。


「ジミニヒョン…キ  ス…してもいいですか?」


「…今してただろ」


「それは…雛に餌やり…です…」


「もう、雛じゃな……んっ」


ジミニヒョンを抱  きすくめるようにして、唇を塞いだ。唇をなぞって、こじ開けて、熱を絡ませる。ちゅ、くちゅ、とあがる水音にあ  お  られる。強く  吸  うと、「ゃ…」とかすかな声が上がる。ジミニヒョンの腕が僕の背中に回って僕は嬉しくなった。今度はジミニヒョンからねだるように、こちらをくすぐるような動きをされて、頭の中が沸騰しそうになる。



ああ…もう、全部欲しいよ…ジミニヒョン…



唇を離して、ジミニヒョンを抱  きしめて、そのままゆっくりベ  ッドに横たえた。


「あぁ…ジミニヒョン…」


「ジョングガ…」


ジミニヒョンは恥ずかしそうに手の甲で口元を覆った。


「なんか…緊張する」