BL妄想(ジョングク×ジミン)です
苦手な方は閲覧ご注意ください


第1部第1話→こちら

第2部第1話→こちら















Side JK







英語でのインタビューと撮影が終わってホッとしていたのに、ジミニヒョンの言葉に僕はまた落ち着かない気持ちになった。


「今夜…お前の部屋行っていい?一緒に飲も?」


そんな風に言って小首を傾げ、にこにこ笑って体を寄せてくるジミニヒョンは、僕の体温を上げるのに充分な可愛さだ。



僕、もう、今日こそ、我慢できなくなりそうなんだけど…



でも、また寝ちゃったりして、ジミニヒョン…



「はい」


僕が頷くと、ジミニヒョンははにかむように笑って、小走りで前を歩くヒョン達に近づいていった。












皆で食事した後、部屋に戻ってシャワーを浴び、ジミニヒョンが来るのを待った。程なくホテルの部屋の呼び鈴が鳴って、わかっていたのに胸がどきん、と跳ねる。ドアを開けると、ホテルの大きめのバスローブに身を包んだジミニヒョンが立っていた。手には韓国の焼酎の小瓶を持っている。僕を見るとにこっと笑った。


「どうぞ、入って」


なぜか小さな声で早口になって、彼を部屋へ入るように促すと、ジミニヒョンはくっくっと笑った。


「やましいことしてるみたい」



うう…「やましい」って…



その「やましい」こと…したいんだってば…



ジミニヒョンは僕の部屋のベッドにちょこんと腰掛けた。僕も隣に座る。ジミニヒョンがホテルのコップを2つ取り出して酒を注ぐから、慌てて止めた。


「あ…僕飲めな…」


「外はアメリカだけど、この部屋の中は…韓国ってことで、韓国の焼酎…ふたりきりだから」


そう言ってウィンクするジミニヒョンにドキドキした。ジミニヒョンの発音する「ふたりきり」という言葉に体が熱くなる。


「でも、ちょっとだけな?乾杯!」


にこにこ笑うジミニヒョンと、こつん、とコップを合わせると、ふわりと焼酎の香りが立った。








僕はちょっと舐めただけだったけど、ジミニヒョンのお酒のペースは早かった。お酒をこくり、と飲んだ後、チェイサーに僕が用意した水もごくごく飲んだ。


「美味い…なんかつまむ?」


ジミニヒョンが周りを見回すから、僕はミニバーからスナック菓子を取り出した。


「これでいいですか?」


「うん…ジョングガ、ジョングガ」


袋を開けていると、ジミニヒョンが呼ぶから振り返ると、にこにこ笑いながら雛鳥みたいに口を開けていて、僕は噴き出した。


「リアルにひよこちゃんじゃないですか」









菓子を取り出して、ジミニヒョンの口に近づける。口の中に放り込んであげると、ジミニヒョンはふふっ、と照れたように笑ってもぐもぐ食べた。



可愛い…



キス…してもいいのかな…