夜遅くにホソクが帰ってきて、ジミンを起こさないように静かにベッドに潜り込むときも、ジミンは眠れず起きていた。宵っ張りというもともとの性質もあるが、今夜は違う理由だ。
胸が痛いくらい騒ぐ。
ジョングクのキスを嫌だと思わないばかりか、名残惜しいような、もっとしていたいような気持ちになったことで、ジミンは長年の謎がやっと解けたような心持ちになった。
(なんだ、僕…ジョングクのこと、好きなんじゃないか)
だから、いつも気になって触れたくて、でも弱いところは見せたくなくて、つい子供扱いばかりしてきた。日に日にたくましく、頼もしくなっていくジョングクに、弱いところを見せて、彼を失望させてしまうのが怖かった。
(なんだ、僕…ジョングクのこと、好きなんじゃないか)
だから、いつも気になって触れたくて、でも弱いところは見せたくなくて、つい子供扱いばかりしてきた。日に日にたくましく、頼もしくなっていくジョングクに、弱いところを見せて、彼を失望させてしまうのが怖かった。