BL妄想(ジョングク×ジミン)です
苦手な方は閲覧ご注意ください

第1話はこちらから

















夜遅くにホソクが帰ってきて、ジミンを起こさないように静かにベッドに潜り込むときも、ジミンは眠れず起きていた。宵っ張りというもともとの性質もあるが、今夜は違う理由だ。

胸が痛いくらい騒ぐ。

ジョングクのキスを嫌だと思わないばかりか、名残惜しいような、もっとしていたいような気持ちになったことで、ジミンは長年の謎がやっと解けたような心持ちになった。


(なんだ、僕…ジョングクのこと、好きなんじゃないか)


だから、いつも気になって触れたくて、でも弱いところは見せたくなくて、つい子供扱いばかりしてきた。日に日にたくましく、頼もしくなっていくジョングクに、弱いところを見せて、彼を失望させてしまうのが怖かった。

でも、もっと早くこの気持ちに気づけば、ジョングクにあんな顔させることはなかったかと思うと、ジミンの心はきりりと痛んだ。






僕のもうひとりの弟、ジョングク。それでいて友達で、ライバルで、仲間で、一緒にいると言葉にできないほど幸せで…。




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ジョングクが、本当に大事だ。


どうすればもっとジョングクを大事にできるんだろう。






(やっぱり、ここはヒョンが…かっこよく決めなきゃ…)


気持ちを伝えよう。


ホソクの規則正しい寝息を聞きながら、ジミンはジョングクの熱い唇を思い出して両腕で自分の体をかき抱いた。