季節はお正月から春になり、初夏に…もうすぐ梅雨入り

年々時が経つのが早く感じます






見た目や身体は年を重ねた分、変わりますが、人間の心ってそんなに変わらない気がします

いつまで経っても大人に成りきれてない感じ…


私の小さい時からの心を探ってみようかな…


私は双子で産まれました

男と女の二卵性双生児

でも、かたわれの弟は生まれて2ヶ月でお空へ帰ってしまいました


小さく生まれたせいか幼い頃は身体が弱く、すぐ熱を出して一週間くらいは寝込むことも多かったようです小さい時はお絵描きばかりしていた気がします 


5歳上の兄におんぶしてもらって散歩したことも覚えています

その時にお前は橋の下から拾ってきたんだよ、亡くなったはずの弟は本当の両親と住んでるんだよ、って言われて…母に泣きながらそうなの?って尋ねると、母はバカだね~からかわれたんだよ、ってケラケラ笑いました


3歳か4歳の頃、怪我をして頭を打って、1週間ほど検査入院をしたことがありました

その時、隣りのベッドにいたお兄ちゃんから退院する時、沢山の絵本を頂きました

その時はまだ字を知らなかったと思いますが、嬉しくて嬉しくて…

退院してから父に字を教えてもらい、何度も何度も絵本を読んで過ごしました

絵本といってもよく幼稚園とかでもらう薄い絵本ですひかりのくにとか、キンダーブックとか書いてありました

それが本との出会いでした


それからはお話を読むのが大好きになり、家にあった本も読むようになりました


両親は読書をする人ではなかったのですが、叔父さんの本が色々ありました


父はもっぱら新聞を隅から隅まで読む人で、昔の尋常小学校?を出て、丁稚に出され、色々な仕事をしたようです。戦争から帰ってきて国鉄に勤めて、母と結婚したのですが、元々頭がいい人だったみたいで、学歴とかなくても、歴史や政治に詳しく、何でも聞けは教えてくれる人でした


叔父さんの本は旧仮名遣いや古い漢字もあったりしました

当時は漢字も読めないのですが雰囲気で読んでたような気がします

安寿と厨子王とか義経の話とかあったかな~


こうやって私は物語の空想の世界に行く子になったのでした


お絵描きでも空想しながら小人の家とか描いたりしてましたね


本は好きですが、当時は買ってもらうなんてなく、ある本を何度も何度も繰り返し読むしかなく…


小学生になって、お誕生日に何かほしいかって聞かれて、本!って即答しました


その時買ってもらった本はまだ持ってます

アラビアンナイトのひとつでルビーの玉という本でした

外国の世界に触れた気がしました

目の前にその世界がくっきりと想像できて楽しかった



その次の年はクオレ物語

イタリアの子供の友情の物語でとても感動しながら何度も読みました

あの有名な『母をたずねて三千里』もこの本の中で担任の先生が子ども達に読んできかせるお話のひとつなのです

アニメになった時、こんな長い話じゃなかったはず、高畑勲や宮崎駿がつけたしたのかな?と思いました




でも、この本は私の心の栄養にかなりなったかと思います


断捨離しなきゃと思いますが、懐かしい本は捨てれませんね☺️