今は嫁いだ娘達が側にいないので老?夫婦二人きりの大みそかです。
子供の頃は今と違って、年取りの晩は大忙し。
忙しいのはほぼ母なのですけど…
何日か前からお節の準備で、最後の3日間くらいは台所に入りっぱなし。
幼い頃からそんな母の姿を見るのが大好きで、お手伝いしたり、味見したり…
ほとんど手作りのものでした。
お煮しめ、黒豆、田作り、昆布巻き、なます、などなど。
母は私が19の時に突然お空の星になってしまったから、19の時から末っ子の私が一家の主婦になっちゃって、見よう見まねでお正月準備してきました。
もっとしっかり色々教えてもらえば良かった…
漬け物もたくあんや白菜漬け、キムチなど、とても上手で、茶飲み友達といつも漬け物でお茶してたっけ。
私は未だに漬け物は母のようには上手くできません。
大晦日の晩は神棚の前に御膳を出して、尾頭付きのお魚や、色々ご馳走を並べて、年神さまをお迎えしてました。
私が嫁いだ先では神棚がなく、びっくりしました。
次男なので、別居でしたし、転々と集合住宅暮らしではもちろん神棚はありません。
今の我が家にも神棚らしいものはなく、簡単な棚に御札を並べて置いてるだけ。
小さい頃、神棚も仏壇も大事に手入れしていた両親のもとで育ったので、なんか罰あたりかな~と思いながら、もう何十年も経ってます。
特に信心深くもないので、ついつい…
そのわりに日本中の神社仏閣を訪ね歩いて、御朱印もらうのを趣味のひとつにしてるんですけど…
大晦日の夕餉を終えたら、いつもは早く寝る子供達も年越しの頃まで起きていました。
まもなく日付が変わる頃、神社に初詣に向かいます。
それは父と子供達だけ。
母は帰ってきた私達に年越しそばを振る舞うための準備をしていました。
そんな年越しの日は子供の頃の楽しい思い出です。
自分が親になってからも、大晦日は子供達に好きなだけ夜ふかししていいことにしました。
いつもは2階で寝るのですが、大晦日は1階の和室に布団を敷きました。
アニメや紅白歌合戦を一緒に観て、眠くなったら布団に潜り込むといったかんじで。
トランプやUNOなどしたり、楽しい年越しでした。
初詣は夜が明けてから、おせちやお雑煮を食べたあとゆっくり行きました。
昔の人は便利な道具もなく、しきたりもきちんと受け継いで、それはそれで素敵です。
でも、お掃除は早めに、おせちもあまり気負わず、のんびり年越しするのもいいなぁと思っています。
ちなみに黒豆、栗金団、なます、お煮しめは作ります。
若い人からしたら、私もかなり昔の人なんでしょうね😅