宇宙がテーマの好きな作品は?
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「地球は狙われている!今、宇宙に漂う
幾千の星から、恐るべき、侵略の魔の手
が・・・」
この、胸に迫ってくる第1話冒頭のナレーション。
ウルトラセブンは、前作ウルトラマンとは異なり、
宇宙からの侵略に絞り、それと戦うセブン、防衛
隊を描きました。
しかし、「宇宙がテーマ」かと言うと、設定は、先
に述べた通りですが、そこには、人間の本質に
問いかける、深いテーマがあったのです。
宇宙からの侵略、対する新兵器の開発・・・
モロボシ・ダン
「血を吐きながら続ける、悲しいマラソンです
よ」
(「超兵器R1号」より)
「僕の故郷M78星雲では、地球人のことを
ノンマルトと呼んでいる。地球人ではない
ノンマルトがいると言うのか?」
(「ノンマルトの使者」より)
軍拡競争を続ける各国、先住民問題。後者は、
いろいろ説がありますが、何れにしても、子ども
番組ではあっても、大人たちが真剣に、自分の
考える「より良き世界」を、作品にぶっつけた
結果、優れた内容のドラマが出来上がったので
す。
子どもの頃は、ただ「かっこいい!」と見ていて
も、やがて、そのテーマに気付く。そして、以降
は、それを感じながら見ていく。そういうことが
できるのです。
僕は、趣味で、子どもの頃から、自分の考えた
ウルトラヒーローの話を考えてきました。
でも、番組に存在するテーマを知って以来、
「ただ、怪獣、宇宙人を倒した」という話は、書け
なくなりました。30代の頃、忙しい仕事の中、自
分の考える内容を、情熱をぶっつけるように、ま
た、子どもたちに聴いてもらうように、脚本という
形で、ノートに書いていきました。中には、自分で
書いた物でも、思い出したり、その物語を読んで
涙が出そうになる物もあります。どこに発表する
予定もありませんが。