戦争体験談、聞いたことある?
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「そうじゃないだろう」
と思っていましたが、今日は、ちゃんと設定した
「8月15日は終戦記念日」
折に触れ書いてきましたが、僕は、沖縄の
ひめゆりの皆さんを描いたドラマ、「慟哭の花」を
母と並んで見ていた小2の頃。この時に、母の
戦争体験を聞きました。そして、それは、その後
も何度も聞き、僕の考えの柱になりました。
「外でバケツを引き摺る音がする。何かと思って
見たら、B29が、編隊を組んで飛んでいた」
「近所の人と防空壕に避難していたら、高松が
空襲を受け、焼夷弾で真っ赤になっていた」
「新家(しんや)のおじさんが煙草を吸いながら、
『もう、負けとられ(負けているよ)』と言った」
「『日本は負けても、小豆島だけ残してくれんか
な』と言ったおじさんに、(母の父親が)『日本が
めちゃくちゃになって、小豆島だけ残ってどうする
んぞ!』と怒った」
「竹槍の訓練もしたけど、鉄砲で撃たれたら終わ
り」
食糧事情について、
「配給で、(魚の)エイがあったけど、水っぽくて
おいしくなかった」
「父がヤミ物資を買った疑いで、警察に調べられ
た」
などなど、生々しく、まるで、その場に僕もいて、
その様子を実際に見ているような感覚でした。
「戦争を知らない子供たち」という曲があります。
実際に戦争を経験しないまま生涯を送るということ
は、幸せなことです。
でも、世の中は、平和を望む人たちばかりでは
ありません。たとえ、大勢の人の血が流れ、悲鳴
が上がり、涙が流れ、命が失われても、それで
利益を得る者がいる、気分が高揚する者もいま
す。普段、使用している製品、それを売っている
会社が、人殺しの機械、それにつながる部品を
作っているということが、実に多いのです!
「戦争で株価が上がる社が有りぬ」
こんな句を作ったこともあります。
世界のあちこちで、今日も繰り返される悲劇。
それを「知らない」ままいることはあってはいけませ
ん。知って、そんなことを企む者を決して許さず、
崩れぬ平和を守り、築いていかなくてはなりませ
ん。