旅猫シリーズ第3弾~その3~です。
「今日も出番なしだって~」 「寝よ寝よ~」
チュニスから列車で20分。
カルタゴの驚異的な国力を恐れたローマは、カルタゴに対し
三度目の戦争を仕掛け、市街地に攻め入り
建物を取り壊し、永遠に人も住めず草木一本も生えることも許さぬようにと
塩が撒かれたといわれている。
紀元前146年、こうしてカルタゴは滅亡した。
ここはビュルサの丘。地中海が見渡せるこの丘には
ローマに滅ぼされたカルタゴの中心がありました。
カルタゴは春。花が咲き、鳥がさえずります。
丘を下り地中海を目指します
途中出会った猫たち。強くなった陽射しを避けてひと休み。
茶トラさん
後をついて行ったら…すごく迷惑そうな顔されました(^_^;)
草むらの中からじっとこちらをうかがう子
病気で片目が見えない子
少しだけすずらんに似た子
車に気をつけて!
ザ・ダークカラーズ
ロシアンさん テンちゃん?

こちらのサビちゃん実はこの直後に草むらに顔を埋めたと思ったら
体の半分ぐらいの大きさのネ、ネズミを咥えて食べ始めました(゜-゜)
なるほどみんな私の持参したネズミの猫じゃらしに興味がないわけだ…。
毎日本物見ているんだから…。
この子も何やら赤いものを食べて…ぎょっ!見ないようにしよう(>_<)
海の近くまで下りてきました。
ここにも猫たち。
右の黒白さんは慌てて木の陰に隠れます。大丈夫、何にもしないよ。
通りがかった美人さんにもあいさつ。
そして地中海へ。


地中海のそばの遺跡はローマ時代の公共浴場。
ここでもやっぱり… お~い!
聞こえないフリ 聞こえないフリ
まるでそう自分に言い聞かせているように
こっちを振り向かず真っ直ぐ歩いて行ってしまいました

つわものどもが夢の跡
地中海世界で栄華を極めたカルタゴの遺跡。
遺跡を覆いつくすように咲く黄色い花と
どこまでも気ままな猫達の姿を見ながら
そんな言葉が思い浮かびました。
旅猫シリーズ第3弾~その4~へ続きます
<今日の猫本>
「くるねこ大和」
同名人気ブログの書籍化です。
初版売り切れで手に入れられず重版されるのを待っていました。
「猫神が憑いている」といわれるぐらいによく捨て猫に遭遇する著者。
「今では捨て猫を見つけたら即拾うことにした。
悩んだって迷ったってどうせ拾うのだから…。」
そんな著者がこれ以上扶養家族を増やさないために
新たに捨て猫を拾った時の
里親探しのツールになれば…と始められた漫画ブログでした。
これほど猫への愛が溢れた猫本があったかなぁと思うぐらい
心の底から共感して、涙して、そして大爆笑ができる1冊です。
ぜひぜひ手にとって読んでみてほしいなぁと思います。
<今日のガーデン>
いま、すみれが真っ盛り 桜草も元気に咲いています

桜の季節まであと一歩ですね。