2024年春~夏の大将軍(方位神)について

占いは当たるも八卦当たらぬも八卦と言います。この八卦は八方位を意味しており東西南北と東南、北西、南東、北東のことです。

方位には吉凶を司る大将軍(方位神)があり日本の陰陽道に取り入れられ、暦や方位の面で重視されました。大将軍は3年ごとに鎮座する位置を変え、その方角は凶とされ、建築、移転、動土などが良くないとされています。

亥・子・丑の年 - 西の方角
寅・卯・辰の年 - 北の方角
巳・午・未の年 - 東の方角
申・酉・戌の年 - 南の方角

上記のように大将軍の方角は3年間変わりません。

ただし、大将軍には遊行日(ゆぎょうび)があり、凶の方位が移動します。遊行日の期間は、遊行の方位が凶となると言われていますが、期間については諸説あります。

甲子~戊辰の日は東方に遊行
丙子~庚辰の日は南方に遊行
戊子~壬辰の日は中央に遊行
庚子~甲辰の日は西方に遊行
壬子~丙辰の日は北方に遊行

例えば2024年は北に大将軍が居ますので、北の建築は避けた方が良さそうです。例外となる遊行日について狭く解釈した場合、2024年の立春(2月4日)前は大将軍は北に遊行するので建築等には適しません。立夏(5月5日)前は大将軍は東方に遊行するので3月1日~5日、4月30日~5月4日の間、北での建築等は良いでしょう。

 

大将軍(方位神)については「運の波に乗る開運講座」でも取り上げています。