~過去世ヒーリング~前世の因果を紐解く その16(中編)

この頃からHさんは変な夢を見るようになったそうです。夢の中では小舟が薄暗い中、川を進み、その船には3人(後ろの漕ぎ手、真ん中のHさん、先頭の灯りを掲げる人)が乗っているそうです。先頭の人はHさんに向かって「勤めを果たせ」と言い、岸につくと「草むらで待て」と言います。この話ってNHK大河「どうする家康」で築山さまの身代わりとされた人の話だと気付きました。おそらくHさんの前世が「身代わりの人」なのでしょう。

前世を呼び出すと「稲」と名乗る人物が現れました。ドラマの中では稲さんは築山さまに「お行きなさい」と言われ逃がしてもらったはずです。実際のその後の経緯を聞くと、稲さんは逃がしてもらった後、(心情的に)家に帰る事ができず川で入水自殺したそうです。その時の空が満天の星空であったと言います。

なぜ家(農民?貧乏だったそうです)に帰らなかったのかを聞くと「既に徳川家から大金をもらい父が喜んでいる。その父が帰りを許すはずがない」と言います。そして「築山さまを恨んでいる」と言います。???恨むべきは帰りを許さない父であって、命を助けてくれた築山さまではないでしょう。話が変と言うか、理屈が通ってないような気がします。なぜ築山さまを恨むことになったのでしょうか?
後編へ続く