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SPSS Marketing Executive Seminar Vol.25

SPSS Marketing Executive Seminar Vol.25

Webマーケティング戦略
~マーケティング・エンジニアリングと意思決定~
講師:慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科教授 井上 哲浩 氏


Vol.24 に続いてVol.25が開催されるようです。Vol.25の紹介Webサイトはこちら


日時:2007年9月12日(水) 10:00~16:45 ( + 懇親会とのこと)
会場:泉ガーデンコンファレンスセンター ボードルーム(地下鉄南北線 六本木一丁目駅 直結)

受講料:\34,200 (税込)


タイトルどおり、マーケティング目的でSPSSによるデータを分析する人向けのセミナーのようで、PC操作はないとのことですが、


*ケースメソッドを用いたグループ討議を予定しており、事前にケースを熟読し、設問を各自で準備する個人予習が必要になります。また、受講料にはケース教材の価格が含まれております。ケース教材なしでの受講は出来かねますのでご了承ください。


とのことです。ケースは慶應ビジネス・スクールが所有する「株式会社アイスタイル 」と「サンスター株式会社 」のケースとのことです(サンスターはケース販売サイト で検索できず、アイスタイルも関係なさそうな増資についてしかヒットしないのですが・・・)。講師も慶應義塾大学の井上哲浩先生(AMOS付属の日本語ユーザーズガイドの先生ですね)ですので、慶應ビジネス・スクール でマーケティングを学ぶ内容を体験できるのでしょうか?。

SPSSによるファイルの結合

7月17日の記事 の最後でSPSSについて触れましたので、本日はSPSSのメニュー[データ]→[ファイルの結合]→[変数の追加]機能です。


まずこの機能には前提条件があり、キー変数はあらかじめソート(順番に並び替え)をしてある必要があります。順番に並んでいない場合は変数を右クリックして[昇順に並べ替え]をクリックしてソートしてから保存しておきます。またClementineでは元データのフォーマットはテキストでもデータベースでもSPSSでも何でもよいのですが、SPSSでは必ずどちらのデータもSPSSの「*.sav」ファイルに保存済みでなければなりません。


並び替え

今回はこのふたつのデータを結合して違いを比較します。これも7月17日の記事同様、わからない人はいくら言葉を連ねても理解できないので、小さなデータでイメージを覚えた方がよいです。


データ

SPSSのメニュー[データ]→[ファイルの結合]→[変数の追加]を選択します。ここで「横の結合」をする[変数の追加]ではなく[ケースの追加]を選ぶと、同じ変数名のデータをケースの末端に追加させる「縦の結合」をおこないます。


変数の追加

[変数の追加先]で結合させるデータを選択します。既にデータを開いていれば[開いているデータセット]、開いていなければ[外部SPSSデータセット]からデータを選択します。


変数の追加先

[変数の追加]ダイアログにて[キー変数によるケースの結合]にチェックをし、[除外された変数]にあるキー変数を右下の[キー変数]に移動します。結合後に残る変数は[キー変数]と[新しいアクティブデータセット]の変数です。不要な変数は[除外された変数]に移動します。


変数の追加

[両方のファイルがケースを提供]を選んで[OK]で実行すると、以下のように結合元、結合先の双方のキー変数に値がある結合できるケースのみが結合されて残ります。


両方のファイルがケースを提供

[アクティブでないデータセットが検索テーブル]を選んで[OK]で実行すると、以下のように結合元のケースはすべて残り、結合先のキー変数に値がある結合できるケースにはデータが結合されます。


アクティブでないデータセットが検索テーブル

[アクティブなデータセットが検索テーブル]を選んで[OK]で実行すると、以下のように結合先のケースはすべて残り、結合元のキー変数に値がある結合できるケースにはデータが結合されます。


アクティブなデータセットが検索テーブル

Clementineのレコード結合方法

Clementineのレコード結合の結合方法がわからないという話を聞きます。内部結合と外部結合の使い分けが出来ないというものです。これはデータベースの使い方で説明されるものと同じものなので、データベース同様にわからない人にはいくら言葉で説明しても理解できません。この場合は小さなデータでイメージで説明します。


5~6件のデータで、わざと結合するキーフィールドに欠損値を設定したデータで説明します。今回は以下の2データを結合します。


結合前のデータ

レコード結合ノードの[レコード結合]タブでキーフィールドを指定して、内部、完全外部、部分外部、逆結合から方法を選んで結合させます。先に読み込んでいるデータに対しあとから読み込むデータを結合させます。読み込み順は以下のように[入力]タブで設定します。


入力データセットの順序


ちなみにキー結合を選ばず順序結合させると単純に両データを上から順番に結合させます。


レコード結合

内部結合をさせると、以下のように両データでキーフィールドが一致したレコードのみ結合させて残します。


内部結合

完全外部結合をしますと、以下のようにキーフィールドが一致したレコードは結合させ、結合出来たレコード、結合先がなかったレコード、結合元がなかったレコードといったすべてを残します。


完全外部結合

部分外部結合をしますと、以下のようにキーフィールドが一致したレコードは結合させ、結合先がなかったレコードを残し、結合元がなかったレコードは削除します。


部分外部結合県名


上が県のデータを元に結合したデータで、下が県庁所在地のデータを元に結合したデータです。


部分外部結合県庁

このどちらを全件が残る結合元データにするか設定は[データの選択]ボタンで設定しますが、すべてチェックすると完全外部結合と同じ結果になります。


外部結合用データセット


逆結合をしますと、以下のように結合先がなかったレコードのみを残し、キーフィールドが一致したレコードと結合元がなかったレコードは削除します(読み込み順は前に説明したとおり[入力]タブで設定します)。


逆結合県名


上が県のデータを元に逆結合したデータで、下が県庁所在地のデータを元に逆結合したデータです。


逆結合県庁


ちなみにSPSSにもファイルの結合という機能がありますが、あらかじめキー変数をソートしておく必要があります。