Clementineのテンポラリディレクトリ
4月11日の記事 ではSPSSのテンポラリディレクトリについて書きましたが、Clementineにもテンポラリファイルを受け入れるテンポラリディレクトリを設定することが出来ます。
Clementineも他のソフトと同様にメモリ 上(スワップファイル も含む)で処理を行っており、処理内容によっては一時的にテンポラリファイル も作成して処理を行っております。テンポラリファイルは手計算でいうところの計算用紙のようなもので、用が済むと自動的に削除されます。
テンポラリファイルはあらかじめ用意されているテンポラリディレクトリの容量までしか生成することが出来ませんので、容量不足になりそうでしたらあらかじめテンポラリディレクトリを大きなディスクに設定しておく必要があります。
Clementineは、その用途から、モデル作成にもデータ加工にも大がかりな演算が行われることが考えられるため、SPSSより多くのテンポラリディレクトリ容量が必要になると思われますので、空き容量のあるディスクがあるのでしたらぜひ設定すべきと思われます。
Clementineのテンポラリディレクトリの設定方法は、Clementineをローカルで使用する場合も、Clementine Serverと接続してClient/Serverで使う場合も、options.cfgというファイルの編集で設定します。
(1)Clementine Clientが起動していない状態で、Clementineのインストールされているディレクトリ(初期設定「C:\Program Files\SPSS Clementine\10.1\」)を開き、さらにその下にある「C:\Program Files\SPSS Clementine\10.1\config\options.cfg」をテキストエディタで開きます。なおこのファイルは初期設定では読み取り専用になっているので、開く前にあらかじめ右クリックメニューの[プロパティ]から読み取り専用のチェックをはずしておく必要があります。
(2)options.cfgでは設定項目が箇条書きになっておりますが、その中から「temp_directory,""」という項目を見つけます。「""」の間にテンポラリディレクトリとするディレクトリのパスを入力します。このときディレクトリはWindows標準の「\」マークではなく「/」で区切ります。記述後このファイルを上書き保存しますと、次回Clementine起動時からこのディレクトリをテンポラリディレクトリとします。
(3)Clementine Serverを利用している場合は、Windowsサービスにある[SPSS Clementine Server 10.1]のサービスを停止します。Clementine Serverのインストールされているディレクトリ(初期設定「C:\Program Files\SPSS Clementine Server\10.1\」)を開き、さらにその下にある「C:\Program Files\SPSS Clementine Server\10.1\config\options.cfg」をテキストエディタで開きます。なおこのファイルは初期設定では読み取り専用になっているので、開く前にあらかじめ右クリックメニューの[プロパティ]から読み取り専用のチェックをはずしておく必要があります。
(4)options.cfgでは設定項目が箇条書きになっておりますが、その中から「temp_directory,""」という項目を見つけます。「""」の間にテンポラリディレクトリとするディレクトリのパスを入力します。このときディレクトリはWindows標準の「\」マークではなく「/」で区切ります。記述後このファイルを上書き保存しますと、Clementine Serverのサービス起動後からこのディレクトリをテンポラリディレクトリとします。
(5)Clementine Batchを利用している場合は、Clementine Batchのインストールされているディレクトリ(初期設定「C:\Program Files\SPSS Clementine Batch\10.1\」)を開き、さらにその下にある「C:\Program Files\SPSS Clementine Batch\10.1\config\options.cfg」をテキストエディタで開きます。なおこのファイルは初期設定では読み取り専用になっているので、開く前にあらかじめ右クリックメニューの[プロパティ]から読み取り専用のチェックをはずしておく必要があります。
(6)options.cfgでは設定項目が箇条書きになっておりますが、その中から「temp_directory,""」という項目を見つけます。「""」の間にテンポラリディレクトリとするディレクトリのパスを入力します。このときディレクトリはWindows標準の「\」マークではなく「/」で区切ります。記述後このファイルを上書き保存しますと、次回Clementine Batch起動時からこのディレクトリをテンポラリディレクトリとします。
これでテンポラリディレクトリは設定完了なのですが、ついでにもうひとつ設定しましょう。options.cfgには「modelling_memory_limit_percentage, 25」という項目もあるのですが、この項目はメモリ使用量制限の設定がある一部のモデル作成で、何%メモリを使えるかという設定です。安全第一で「25」と初期設定されておりますが、「100」以下の数値であれば問題なく使用できますので、絶対に落ちてはいけないサーバーでなければ100近い値を設定して上書き保存し、Clementineで利用しましょう。パフォーマンスの改善が期待できます。
