吾輩は猫である。
名前が猫なのである。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。
何でもどこかの駐車場で
ニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はそこでママンに拾われた。
今日は吾輩の子分であるしずかの代筆だ。
しずかは猫の手も借りたいぐらい忙しいらしい。
吾輩がここで筆をとるのは二度目なのだが
今回は同じ木山家に住み込んでいる
子分たちを入居順で紹介しようと思う。
まずは吾輩の事を知っていただこう。
氏名:猫
あだ名:猫さん、猫ちゃん
サイズ:小
色:黒と白
吾輩の名前は先住犬の「ゆず」に合わせて
本当は「あんず」になるはずだったらしい。
だが、ママンがつまらないと反対して猫になった。
医者のところへ出向くと
「猫さんちゃん」敬称を二重で呼ばれるのが
最近の小さい悩みの種だ。
性格はママンとしずか曰く
短気・ツンデレ・賢い・番長っぽい
一番身体は小さいが態度はでかいらしい。
失敬な、、、。
ちなみに吾輩は家族以外の者に姿を見せない。
吾輩の事はこの辺にして次へいこう。
稀に狂ったように走り出したり
転げまわったりする。
その時ママンとしずかはよく
「グレちゃんがご乱心だーーーーー🕺」と
騒いでいるが、吾輩は面白くない。
この後に紹介するどびんと仲が良い。
ご覧の通り、人の上に乗るのが大好きな猫である。基本的に自由奔放な性格で、あまり干渉してこないので唯一吾輩が手を出さないやつだ。
伸びると割と長い。
しずかの部屋がお気に入りのようだが
たまに粗相をするので
しずかはあまり部屋に入れたくないらしい。
吾輩は粗相など一度もした事がないので
どこの部屋も自由に出入り出来る。
さて、次は1番の新入りだ。
声が高く顔が良いのでママンのお気に入りだ。
気に食わん。たまに影で猫パンチをおみまいする。
まだ野良の感覚が抜けきらないらしく
猫一倍物音や気配に敏感だ。
嫌な事があった時、顔に出やすい。
最後は吾輩より先に木山家にいた
犬を紹介して終わりにしようと思う。
自分のことを猫だと思っている。
素直で頭もいいが落ち込みやすく拗ねやすい。
温厚な性格で何をされても怒らないので
よくしずかに遊ばれる。
だがやりすぎるとたまにキレる。
ゆずは吾輩が唯一認めている犬だ。