秋は情熱

この秋に開催されるフラメンコのグラフィックを担当している。どんな仕事でも、型のないものをある一定の決まりに基づいて表現していく作業は、正解のない答えを正解に仕上げて初めて完成する。時に作り手側の立場に…時に見る側の立場に…と、自分のポジションが不安定な様に思えるが、実は自分の立ち位置からは絶対に動かないという頑固さが大切だと思う。公演を見るまで、実際にどんなステージワークになるかは解らないが、手にした人の目から心へと何かが伝わればと願っている。厳しい暑さもあと少しと思いきや、この秋は情熱のフラメンコで暑くなりそうである。