体験や見学に来た子ども達は最初私を「先生」と呼んでくる。

そしたら既存の子ども達が「先生ちゃうでー。なおこやでー」なんて言ってくる。

SPROUTに先生は存在しない。先生は子ども達同士であり、自然であり、動物であり、地域である。私は所謂、子どもが危ない事をしたり、一線を越えたら注意をするガーディアン。もしくは選択肢をサジェストするだけの人である。あ、勿論聞かれれば簡単な読み書き計算は教えておりますが(;'∀')

この日、2年生の男の子に計算を教えるんだ!という事になり、1つ年上の子から3つ年上の子までで集まって、教え始めた。でも教えてもらう方が全く学ぶ気がないので、寝転がったり、やる気がなさそうな態度。でも子ども先生達は諦めない。

「こうすればわかりやすのでは?」「最後に飴をあげたらやる気になるんじゃない?」なんて会議しながら教えていく。オリジナル教材まで作っていました!この異年齢での関わりと、分かっている事と教える事は全く別の事、を体験するのは大事な事だと思う。

また最近は子ども達でぶつかる事もどんどん増えてきて、中々うまく向き合えなかったり、私もまだまだガーディアンとして勉強中の身。子ども達に会議を任せてみる。大人はジャッジを挟まない。すると何となく議長役をやる子や、話をまとめたり、つっこんだり、ボケたり、とそれぞれがそれなりの役目を果たしている事に気づく。すごい。もちろん脱線したり、全然関係ない話で盛り上がったりする事もあるので、軌道修正役、や話が前に転がるお手伝いは欠かせないけど、やっぱり大人は黒子に徹してみるのでした。