12/10 22:20
フーフーとも、ゼーゼーとも言えないすごく荒い呼吸をしているのが聞こえてきた。
二人とも、普段居間の横の和室に寝かしているので寝ている姿はすぐ見えるのが本当に良かったと今も思う。
胸の音がすると医師が言っていたから、呼吸の苦しいゼーゼーかな?と思い、抱き上げようとしたけど、すこし丸まるような姿勢でリョウタくんは身体を固くしていてなんか抱っこしづらいな!?
と感じた。
なんとか抱き上げ、居間に連れてきた。
同居しているお婆ちゃんに、なんだか様子がおかしいと伝える。
身体を固くして、歯を食いしばって、ゼーゼー息をしていて、全身がカタカタと震えていた。
しかし、リョウタくんはそんな中でもジュースを飲みたいと喋っているし、意識はあるし、
セカイの痙攣を見たことがある私は、これは痙攣だとは思わなかった。
意識はあるし、喋っているけど、でも変。おかしい。
歯を食いしばって唇や指先は、紫色を通り越してどす黒い色に見えた。歯茎は真っ白になっていた。
これがチアノーゼというのだろうか。
私には知識がなかった。
今思えば、チアノーゼも起こしていたし、この時点で痙攣も起こしていたのだろう。
私が見たことのあるセカイくんが起こした痙攣は、
目が完全に上を向いてしまって、口から泡を吹き、両手をガクガクと震わせ一定期間呼びかけなどに反応せず意識がないような状態。
でも数分でおさまり、おさまったころには大きな声で泣いていた。
それが痙攣だと認識していた私は、下手に知識があったせいか、すぐに救急車とは思わずにリョウタくんの様子をみよう、みよう、としていた。
夜間に対応している小児救急でんわ相談に電話をかけ、息子の症状を伝え判断を仰ぐが、
「悪寒戦慄」
だと言われる。
今年のインフルエンザのウイルスはとても強力で、体がバラバラになっちゃうと思わせるくらい寒気も強いようなので、暖めてあげてくださいと。
『ほんと?』
『ほんとにただの寒気?』
『でも唇の色もすごいよ、本当に大丈夫かな?』
そう思いながらも一度電話を切り暖めてみる。
お婆ちゃんは、
「ねぇ、おかしいよ、救急車呼びなよ」
と言っていた。
世の中のお母さん方には同調してもらえる思うが、どうせ病院つく頃には症状がおさまっていて、いつも通りの子供を診察されて、大丈夫と言われて帰されるんだよな・・・
とか思っていた私は、すぐには呼べなかった。
一度救急車にかけてみて、息子がこんな感じなんですが!
と伝えたところ、
こちらは出動するかどうか決める番号ではないので、相談窓口がありますからそちらにかけてみてくださいと言われ、(そりゃそうだよね、)
教えてくれた番号(#○○○○私が知っている、さっきかけた小児救急でんわとは違う番号)にかけた。こちらも看護師が対応してくれるというものだ。
先程の対応とさほど変わりないが、
熱測ってみてくださいと言われてそこで初めて、起きてから熱を測っていなかったことに気づく。
熱を測ったら、今でも思い出して心臓がドキドキするが41.7℃という見たことのない数字だった。
その瞬間、やっぱり救急車呼びます!といってやっと救急車を呼ぶことにした私。
リョウタくんが変だな?と気づいてから20分後のことだった。