騒がしいニュースの映像に、思わず小説か映画の宣伝と思ってしまうが、これが現実。


どうなってしまうんだろう、この地球。


ここ数日、どんよりした気分が漂う。


スマトラ沖地震も心配。


地球の悲鳴は、そろそろ本格化なのか。


なんとなく、気分がふさがる、そんな人も多いのでは?


でも、人の気持ちは、奇跡を起こせるはず。


今が、正念場。踏ん張りどき。


アカルイミライを祈って。



去年の11月、韓国・釡山のTV番組のお手伝いをした。


若いディレクターとセンスのいいカメラマン、韓流スターにいそうなカメアシ君と、シンガーのオー・ジュファン。


インディーズシーンで活躍する売り出し中のシンガー。


最初プロフィール写真を送られてきた時には、取材内容と本人のイメージが重ならなくて、本当に被災地のロケに行けるんだろうか・・・と不安があったのだけど…。


すごくいい番組を作ってくれ、釡山でも評判となり、先日、お礼のDVDが届いた。そこには私たち日本人のスタッフの名前もクレジットされていて。


韓国語なので、撮影の状況はわかっても、言葉の内容がわからなかったら、通訳さんが簡単に訳して、送ってくれた。


その中で、特に最後に流れたオー君の歌の歌詞が心に沁みたので、紹介します。


灯りの消えた町で
走り回っていた
子供たちの声が
風にのってくる
二つの目をかたく閉じて
二つの手を合わせて
私の中に静かに
あなたをうずめる
全てのものを
残すことなく
飲み込んでいった
黒い波
壊れた
あなたの家を直し
なくなっていってしまったあなたの命をつかみ
風に歌をのせて

石巻に(捧げる)・・・



国は違っても、感じあう心は同じだと思う。


みんなが平和を望めば、きっと未来は変わってくれる。


そう信じたい。


来月には、また同じ釡山から、今度はフォトグラファーが写真で路地を切り取りながら、旅をするという番組スタッフが来日。


また、お手伝いさせてもらうことに。


日韓の感性を響鳴させて、またいい番組が出来たらいいな~と思う。


今度、訪れる予定の場所は、京都と松島。


日本を代表する美しい町をどんな風に切り取ってくれるのか。


そして被災地の復興への願いを忘れないでいてくれる隣国の友と、その想いをわかちあいたい。


東北へ出かけたい方、おススメしたい場所がいっぱいあります。


出会ってほしい方、話を聞いてもらいたい方、たくさんいます。


まだボランティアが必要な場所もたくさんあるようです。


ゴールデンウィークの予定の一つに考えみてください。


私も考えています。