昨日は、新宿マルイ8階のリーフテラスでhanakichi コラボレッスン「アドリアーナのイタリアスローフードと家庭料理」がありました。


イタリア・ナポリの小さな町で生まれ育ったアドリアーナの家では、毎年、この時期、1年分のワインとオリーブオイルをみんなで作るそうです。アドリアーナの家では、ワインやオリーブオイルを買ったことがない」のだそうです。



「イタリアは、家族の食事時間をとても大切にするので、休みの日、友達との約束ができないほど。何時に終わるかわからないぐらい、話しながら、ゆっくりお昼も食べるんです」。


そこに親戚が加われば、さらに料理の話に花が咲き、これはどうやって作ったの?など、えんえんと話しが続くそう。


食べることが大好きであり、食べることをとても大事にしているのだとか。


イタリアで、スローフード運動が起きた1986年というのは、ローマに初めて、マクドナルドが出来た年で、若者がファーストフードに飛びつくのを懸念して、食は時間をかけて作り、時間をかけて食べるイタリアの食文化を守るため「スローフード」運動が起こったのです。


この辺りは、島村菜津著の「スローフードな人生-イタリアの食卓から始まる」にも詳しく書かれています。私も10年前ぐらいに読みましたが、とても面白い本です!


さて、そんなスローフードの話しから、ワインづくり、オリーブオイル作り、おいしいオリーブオイルの見分け方、保存の仕方、そもそもエキストラバージンとは???なんて、意外と知らない話をたっぷり伺いました。



kurodaが行く

アドリアーナの流暢な日本語にも改めてびっくり!


イタリアのスローフードをイタリア人から聞けるのは本当貴重な機会だな~と我ながら思ってしまいました!



kurodaが行く

アドリアーナも本を出しています。「南イタリア スローフードな食卓より」(東京書籍)。


イタリアの食文化、家庭料理、スローライフ、南イタリアの日常がたっぷり楽しめます!



先日、イタリアへ帰省していたアドリアーナ。


「イタリアは、本当にのんびりしている国で、時間の流れが東京とは全然違います。すべてがゆっくりなので、あれ、まだ2時?? と日本から帰ると思うほど、同じ24時間とは思えないぐらい」と語っていました。


ゆっくり過ごすことで見えてくるものがある・・・そう思います。


先日の帰省時にアドリアーナの家では500ℓのワインが仕込まれたそう。これが1年分の家庭で飲むワインとなるそうです。それが飲めるようになるのは、2ヶ月後、11月。これがボジョレーヌーボーです。



日本ではただのお祭りになってしまっていますが、イタリア人にとっては、生活の一部、ぶどう作り、ワインづくり、そしてワインを楽しむ。この一連の流れがあって、初めて食文化として成り立つのだな~と思います。


「日本もイタリアと似ていると思いますよ。食を大事にする心。だから日本でもスローフードがたくだんあると思います」というアドリアーナの言葉に、日本の食への思いも募ります。


震災以降、本当の意味でスローフード、スローライフが見なおされる時期なのでは・・・と思います。


それに日本人自身が早く気付いてほしい。


そう願います!


毎度楽しみなhanakichiさんのお花レッスンも、今回はイタリアの国旗をイメージして、グリーン、白、赤で。



kurodaが行く

hanakichi新宿店の山下店長の企画「きらめく世界を旅する」に関わらせてもらって、本当幸せです!


いただいたブーケからもやさしい香りがして、久々に清々しい休日の朝を迎えました。


31日(月)19時~ 2回目のレッスンがあります。お陰様で満席となりました…、が、


盛り上がれば、また次回、どこかで開催したいな~とも思います。


アドリアーナのスローフード、ぜひ、みなさんに聞いてもらいたいな~と思います!


さて、今から、私も畑に行ってきます!