昨年から、ちょこちょことお邪魔している銀座ミツバチプロジェクト。ミツバチを通して、人と自然の共生を都市から発信し、さらには、都市間交流や都市と農業、人と環境、人と人・・・など、いろいろなものをつなげながら、どんどん大きな輪を広げています。


昨年から始まった福島の荒井との交流でも、福島の菜花の苗を植え、その菜花の一番搾りのオイルを作るなどハチミツについで、2つ目の商品化も実現。


この夏は、遊休農地を借りて、農業にも取り組み始め、地元農家さんの協力でジャガイモやサツマイモを栽培したそうです。



政府は、来年度「農業と観光」「農業と健康、交流、地域活性」などをうたっているそうですが、国を当てにせず、着々と進めている銀座ミツバチプロジェクトは、たとえ国家予算がつかなくても、世論を巻き込み、全国各地どころか、世界各国から注目を集めています。


さらに、福島で採れたじゃがいもはスワンベーカリーに納品され、銀座ハチミツプロジェクトで生産するハチミツを使った商品に続くじゃがいもを使ったパンも登場。


スワンベーカリーは全国27か所に展開するパン屋さんで、従業員の7割が知的障がい者の方々。障がい者の自立を目指す企業としても有名なところです。


本来であれば、政府がもっと力を入れなきゃいけない地方の活性化や第一次産業の復興、障がい者の自立など、数々の課題を大上段に構えることなく、次々と実現させていきます。これが銀座ハチミツプロジェクトのすごいところなのです。



そんな勢いを目の当たりにしながらも、この会の中心人物である理事の高安さん、副理事の田中さんは、どこまでも遊び心いっぱい。


「大人の遊び」をテーマに仲間をどんどん巻き込んでいます。


田中さんの息子さんの結婚式を福島×銀座ミツバチプロジェクトの菜の花畑の前で行ったなど、そのアイディアには脱帽!


地域の皆さんに大歓迎され、蕎麦で有名なこの土地ならでは「一升マスの蕎麦の種を撒く儀式」をやっていただいたのだとか。


その意味は「一生(一升)あなたの傍(蕎麦)に居たい」という意味合い(笑)。


こんな風に交流を通して、人と人とのつながりを聞いていると、とても温かな気持ちになります。


写真に写る息子さん夫妻の笑顔も素敵で、ウエディングドレスの後ろが一面黄色の菜花というのも素敵な光景でした。



さて、昨日、今年最後の「福島×銀座ミツバチプロジェクト」の活動として、福島の方々をお招きし、来年のための菜の花を銀座松屋の屋上に植えました。



kurodaが行く


小さい植物の命やミツバチの命が人間のせま~い心を豊かに広げていってくれるような気がしています。


その後は、恒例の地元の食材での交流会兼忘年会。



kurodaが行く


十割の蕎麦打ちを目の前で披露してもらい、


kurodaが行く

打ち立ての蕎麦をすぐに茹で、氷水で締めて、辛み大根と菜種油で揚げたニンジンと玉ねぎのてんぷらをのせていただきました。


十割蕎麦なのにぼそぼそすることもなく、のど越しも良く、つるつるしこしこ、絶妙な味わい。



これが職人の技なのだな~~~~とあまりのおいしさに、みなさん、2杯、3杯と食べていました。


私も3杯ペロリ!


こんなおいしいお蕎麦は、人生でもそうそう食べられるものじゃないですから!


その他、さしみこんにゃくや柚子みそをたっぷりつけたこんにゃくおでん、蕎麦焼酎、日本酒、ぜんざいなど、福島産のおいしいものをたっぷりいただいて。


さらには、福島の畑で採れたさつまいもを使ったスイーツで締め。



kurodaが行く

会費3000円でこの充実した内容に心も体も大満足!



それにしても、最初は詰めかけ、持ち上げていたマスコミが、今回はさっぱり・・・だと聞くと、なんとも恥ずかしい、情けない気持ちになりました。


最初の話題性だけいただいて、後は、知らん顔。



そんな風だから、廃れていくのよと・・・悪態をつきたくなります。



いつでも誰でも、ウエルカムの銀座ミツバチプロジェクトです。



ますます社会性を帯びて、世界各地からの取材や視察も後を絶ちません。



ソーシャルワークというものを目指している私にとって、目指すべき姿であり、楽しむことが長続きのコツ!といつも笑っているみなさんの姿は、あわただしい年末にほっこりとした気持ちも味あわせてくれます。


まだまだ続く、銀座ミツバチプロジェクトの活動、みなさんも注目してみてください!