秋めいてきた・・・と感じるのは朝晩だけで、日中はまだまだ暑い!
特に今日などは、府中も37度近くまであがったとか。
朝、9時集合で、畑の講習会が始まります。
すでにその時点で31度だったとか。
やぶ蚊が多いので、長袖で出かけますが、ちょっとしたら背中びっしょり汗。
本当に農作業をやるには、大変な気候です。
里芋の葉が乾燥しすぎて、アブラムシが凄い。
ネギも小さめです。
まだまだこの秋、野菜の高騰は免れないのかな・・・と思います。
さて、半年過ぎた体験農園。はじめの硬かった表情は抜け、本当に個々楽しんでいます。
このゆるやかなムードを作りだしてくれているのが、農園の園主さん。
いつもニコニコの笑顔で私たちを迎えてくれます。
リーダーとはこういう人のことをいうのだな~と思う人格者です。
1年にわたる畑ですが、週1の講習に顔を出せない人もいます。
ご年配の方は病院に入退院なんてこともあります。
そんなわけで、馬場さんが来ない人たちの畑もめんどうを見るのですが、愚痴ることはまずありません。
それどころか、最近では、「お手すきの人は来ない人の畑にも種を蒔いてあげましょう」と呼びかけ、
みんなですべての畑に種を蒔いたりします。
寒冷紗もみんなで協力して、かけたり、チームワークのようなものが出てきました。
今日も「みんなでやる作業は楽しいですか?」と聞かれ、「楽しいです!」と答えていました。
なかには、畑を申し込んでから、豪華客船に乗ってしまい、作物ができましたよ~と電話したら、奥さんがタクシーに乗りつけて畑に来た方がいたそうです。そこまでして・・・と思うので、それ以来、電話はしていないそう。そんな人の畑も馬場さんは差別なく、せっせと手入れしています。
畑がかわいいんだな~と思います。
「いろいろな人生の楽しみ方があるのですよね~」豪華客船に乗って、来ない方の話をしているときも、ひがんだり、うらやましがったりなどしません。というか、当たり前なのですね、園主さんにとっては、豪華客船より、畑の方が楽しいのだから!
農薬は巻かないと決めてから、園主さんの苦労はひとしおです。
自分の畑があるのに、ほぼ、毎日夕方に様子を見に来ています。
収穫に行くと必ず会います。
その園主さんと話しているだけで心が癒されていきます。
人に押し付けない、人を非難しない・・・、自分がせっせと働く姿で体験農園40組近い家族が、みんな彼を慕っています。
リーダーとは、こんな人がなるべきなのだな・・・と改めて思います。
60代を超えているのに、奥さんのことを紹介する時は必ず、「私のパートナーであります、妻が・・・」と言います。
男尊女卑が当たり前、女は男に仕えろ~という時代の人なのに、いつも相方を尊重している姿にまたまた、尊敬の念さえ抱いてしまいます。
今週、日本のリーダーを決める党首選がありますが、本当のリーダーが日本のリーダーになる日はいつのことやら・・・。
そんなことを畑で考えてしまいました。
今日は、聖護院大根、おふくろ大根(三浦大根)、青首大根の種を蒔きました。
先日の雨でたっぷり水を吸い込んだ土だから、きっとおいしい大根を育ててくれることでしょう!
またまた楽しみが広がります!