今日も長い文章になりそう・・・。携帯から読んでいただくには申しわけない長さです・・・。
昨日の夜は、久々に銀座で大人の勉強会&交流会にフードプランナーのCaco さんと参加してきました!
で、タイトルの・・・「ぎんざNOW」。思いついて笑ってしまった。わかる人にはわかる年代もの?
その頃は埼玉の田舎に住んでいた小学生でしたが、「銀座」という響きと、はじめて触れたお笑い・・・というものに強烈なインパクトを持って、その名前は記憶されました。幼き頃、いつかはこういう番組に出てみたい?(違うかっ!)なんて思っていたことも。
さて、そんな記憶もあり、私にとっては、銀座は今でいう超高級店の建ち並ぶハイセンスな町というより、江戸っ子気質溢れる・・・とか、粋な商人や若旦那が飄々と町を歩いているとか、モボ・モガの流れを汲んだクラシカルな雰囲気が漂うとか、昭和モダニズムを感じさせる場所。
30代の始めに勤めていた会社も京橋にあり、会社の平均年齢が50歳というような古~い会社だったこともあり、連れてってもらう場所も昔ながらの・・・とういこともあって、さらに銀座界隈というのは私にとっては懐かしい場所となっていました。
が、しかし、最近はすっかり様変わりし、銀座からも足が遠のいていましたが、久々にそんな活気を味わえたのが昨日の「銀座ミツバチプロジェクト 」が開催している銀座新潟塾。
新潟の観光関係の方や産地の方、酒蔵の方と銀座で働くビジネスマンたちが、一緒になって環境や地方文化を盛り上げていこうというものです。
ミツバチやトキが住める環境を!ということで結ばれた「銀座ミツバチプロジェクト」と「新潟トキプロジェクト」。1年足らずで、商品開発や観光ツアーがどんどん生まれています。
元気がないといわれる40~50代のオヤジ世代ですが、銀座ミツバチプロジェクトに集まってくるオヤジたちは熱い! 「オヤジの遊び心」をテーマに、童心に返って、いろいろなことに挑戦しています。
講演会、シンポジウムが行なわれた後、銀座の紙パルプ会館1Fの「パピエ」での交流会。新潟産のおいしいものがずらりと並びました!
まずは、講演もしてくださった新潟の銘酒・真野鶴 の尾畑酒造の尾畑留美子さんからお酒のご紹介。大吟醸から純米生酒、純米吟醸原酒、さらにカカオをふんだんに使った日本酒ベースのショコラリキュールまで、日本酒のおいしさを堪能させてもらいました。
男性社会と言われてきた日本酒の世界にも序々に活躍する女性が台頭してきていますが、その先人を走る尾畑さん。小さな酒造メーカーを海外に進出させ、世界の品評会でも受賞するなど勢いに乗っています。お酒造りの奥深さを熱く語る尾畑さんからは、杜氏や蔵人といった職人たちをたばねる男気も感じました!
そして銀座といえば、高級クラブのママ。こんなにお近くでお話させていただくのは初めての体験。
ミツバチプロジェクトの顔ともなっている白坂さん。
同じ女性とは思えないほどのしっとりした色気を放っています。銀座のクラブやバーのママが加入している組合の理事もなさっているとか。たぶん年齢はほとんど変わらないのに、4軒ものお店の経営者です。
そして盛られた数々の料理は、新潟産のお野菜やお肉がふんだんに使われていて、普段のホテルなどでのビュッフェとは一味も二味も違います。なんといったらいいのかな~。おふくろの味、故郷の味。ありきたりの表現ですみません・・・。
大根やこんにゃく、しいたけの煮物、キンピラ、焼き魚・・・、どれもおいしい!
シンプルなコシヒカリのおにぎりは、お米のおいしさが際立っていて、涙が出そうになりました! 新潟産の牛も豚も柔らかくてジューシー。
そして、一番のヒット!は、なんとチーズ。佐渡で作られているチーズでコンテストでも最優秀賞を受賞したこともあるとか。
さらに、デザート感覚で楽しめるクリームチーズ。これはいろいろなレシピに使えそうです。マスカルポーネにも負けていないおいしさ。佐渡の観光協会の方とはチーズ話でたっぷり盛り上がってしまいました。
気負いなく楽しませてもらえた銀座新潟塾。同世代以上がほとんどだったのも、ホッとできた理由かも。私の知っている銀座のムードがここにありました。
日本人の品格・・・みたいなものも伝わる会。食べ残し料理が溢れるビュッフェと違って、産直の食材を無駄なく使った料理もきれいになくなっていき・・・、久々に気持ちのいい交流会でした。
ここ最近思うのは、日本人としての誇り。それを取り戻させてくれるのは、昔ながらの伝統を守りながら粛々と生きている人々だったりします。
「記録的な大雪は人には大変なんですが、お米にはやさしい環境です」と語ってくれた尾畑さん。厳しい自然環境からあのおいしいお酒が生まれるんだと思うと、気持ちを引き締めて、味わいたくなります。
新潟は仕事で立ち寄った程度でしか訪れたことはなく、後は昔昔、苗場のスキーに出かけたぐらいでしたが、30を超える能舞台がある佐渡など日本の伝統芸能もちゃんと息づいていて、地図の見方によれば、海外からの日本の玄関口とも見られるとか。
それぐらいロシアや中国からの観光客も増えているそう!
日本人が日本の魅力を忘れてしまっては本末転倒。おいしいお米と日本酒。日本人の原点を思い起こさせてくれる会でした!