お友達のうらりんさんに割引券をいただいたので、天気もいいし、東京ドームまでちょこちょこっと出かけてきました。


どこに立ち寄るでもなく、直行・直帰(笑)。



それにしても驚きました!



東京ドームの中がこんな風になるなんて!



kurodaが行く

展示ブースがたくさん~。この不況時にスポンサーもたくさんついていて、さらに、スタッフもバリバリの代理店系。お金になるのですね~、この世界。


入場客もすごいし、観覧席で食べるお弁当が売られ、みんながお弁当を食べている様子は、行楽地? 小物雑貨類のテナントもたくさん出ていて、みんな地方からはるばる来たんですね~。



メインのテーブルコーディネートは、なんだか敷居が高すぎて、チラ見で終わってしまったけど、うらりんさんが入賞した作品は、日常にも活かせそうなコーディネートもあり、写真を撮ってきました。うらりんさんのコーディネートは前ページにのせてあるので、そちらを!



kurodaが行く

中国茶のおもてなしですね~。結構、好きな色合いです。



kurodaが行く


こちらはなんかミニチュアの世界みたいで、ディスプレイにも良さげでした。




kurodaが行く

ちょっとしたディナーにこれぐらいのセッティングが出来たら、さぞやパートナーはご満悦? 私には一生なさそうなシチュエーションだけど・・・。


さらに、上級者の受賞者になると、部屋ごとブース作ってしまう・・・つわものたち。



kurodaが行く

建具から作っちゃう勢いです。ダイニングセットも運び込んじゃうのね~。




kurodaが行く

ここまでくるとプロの世界ですね~。料理も懐石料理ぐらい作らなくては!という感じです。


ちょっと私とは別世界でしたが、会場で久々に懐かしいものに遭遇。


瀬戸や美濃、土岐、常滑なんて~、愛知・岐阜の陶器の産地が出展していて、思わずほっこり!



離れてみて思うのですが、焼物の町には、昔ながらの手作り感が街並みにも息づいていました。土のある生活は人々をやさしく包んでくれます。土と火に囲まれて、ある種プリミティブともいえる生活の中から、いろいろなものが生み出されたんだ~としみじみします。


日本の技術はここから生まれたんだな~と。



INAXもノリタケも陶器のメーカーは愛知の企業です。



ここ最近、リコール問題で揺れているトヨタの原形は、豊田自動織機という織布機の会社でした。



こうやって考えると、愛知は伝統工芸、職人の町です! ここから世界に通じるビッグカンパニーの創業者たちが生まれたわけです。ソニーの盛田さんもそうです!



日本がダメになったのは、原点を忘れたからじゃないかな~と思うときがあります。


コツコツ積み上げてきた、人間の技がある時から、人間を超える巨大な機械に変わり、職人の目の届かないところでもの作りが行なわれてしまった・・・。


歯車が狂ってしまった・・・。最近のトヨタを初め、日本企業の凋落ぶりを見るにつけ、思います。


先日、日本IBMの創業から関わっていたかつてエリートビジネスマンだったおじい様とお会いしました。


取材で知り合って、それを縁にお付き合いさせていただいています。


もう86歳になられるというのに、いまだ日本の経済社会に鋭き発言をしています。


先日お会いした時に日本企業の黎明期のお話を伺い、心熱くなりました。


誰もが自分の利益ではなく、みんなのために、社会のために、心を一つに合わせて働いていた時代・・・。


金のためだけでなく、夢や理想を持ち続けていた時代。


尊厳~と言う言葉が何度も彼の口から出ました。


今、日本に求められているのは、そういう哲学的な精神なのかもしれない~と思いました。


この時、聞いたお話にノリタケカンパニー、日本陶器が出てくるのですが、これを語ると長くなるので、また今度。


でもこれを聞いた時、日本人の誇りを少しだけ取り戻せた気がしました。


今こそ!職人魂を思い出して欲しいものです!


頑張れ、トヨタ!


東京ドームのテーブルウェア展を見ながら、そんなことまで考えてしまいました!