ここ最近、編集・ライター業とは別ないろいろなことをやっているため、
ややもすると、迷走している人、ただのミーハー、さらには、飽き性、浮気性、健忘症、周りが見えてない人・・・などと思われているのかもしれない・・・。
でもね、私の中では一貫しているのです。
私がやりたい仕事は、「目の前の人を笑顔にする仕事」。
もともと書くことで人を元気にしたり、HAPPYにしたいという気持でライターを始めたけど、
ここ最近は、物を売るため、金稼ぐだけの手段、人を人とは思っていない仕事の要求のされ方に
ほとほと、この仕事の意味がわからなくなってしまったのです。
それもこれもね、結局は、マスになりすぎたんだと思うんだよ。
相手が見えないから、何やっているかわからない、何伝えればいいかもわからない。
もともと学生時代にミニコミに関わってたことからスタートしているこの仕事には、伝えたいもの、届けたいものを見失ってはいけない~というどこかに古びた信念があって。
それは何かと聞かれたら、やっぱり自分の足や手を使って、自分の責任において、目の前の人にちゃんと伝えるってことではなかろうか・・・と思うのです。
それが食であり、健康であり、教育であり、美であり、さらには、人と人とのコミュニケーションの正常化。
そんなことを目指しているので、畑に出向いていったり、イベントやったり、あちこちに出没して、現場の声を拾ったり・・・、これらはすべて繋がっているんだよな~、私の中では。
なかなか理解されにくい私の言動だけど、そのうちね、きっと、ああ、こういうことがやりたかったんだね!と言ってもらえるような日が来るような気がしています。
昨日は、昨年、笑点の本作りにお力添えいただいた演芸評論家の瀧口雅仁さん(たくさんの落語関係の本やCD,DVDを出しているのでぜひチェックしてみて!)が、解説を書かれた角川エンタテインメント刊「DVD・とっておき寄席」の発売記念のトークショー&高座に呼んでもらいました。
“生”さん喬師匠を聴くのは初めてでしたが(すみません~)、期待通り、泣かせていただきました。演目は「芝浜」。大晦日にかけて、いろいろな方の芝浜聴いてみたいな~とも思いました。
落語を聴いて、映画を観終わったような充足感を得られるってすごいですよね。なんたって、一人ですからね、演ってられるのは! 磨き上げられた所作の美しいこと、演じるとはなんぞや・・・ということまで考えさせられてしまった。粋な芸ってすごいです。
さらに嬉しかったのは、さん喬師匠が「やっぱりね、私たちは、寄席が大事なんです。評価を受けるために落語家やっているんじゃなくてね。評価なんていらない。目の前のお客さんをね、笑わせてなんぼ・・・」と語ってくれたこと。
そうなんだよな~、私もやっぱりライブが好き。
目の前の人が喜ぶ姿を見るとパワー100倍になる。
師匠がそういってくれて、さらに力が沸きました。
今年もあと、2ヶ月ちょっと、自分なりの方法で
目の前の人たちを笑顔にしてみます!