2日連ちゃんでの4時半起き。


そのためか、今日もきっかり4時半に目が覚めてしまった。


もう一回寝たけどね。


さて、昨日開催した朝大学オープンキャンパス2日目は、新丸ビル10F

エコッツリアで建築家多田祐子さんによる

「豊かな住環境を求めて~地球にも自分にも優しい家づくり」。



kurodaが行く


今日も受講者の方は、着々と開始前に来場してくれ~。



講師の多田さん。


kurodaが行く

この小さな身体のどこにあれほどの

エネルギーが眠っているのか!と思うほど

向上心にあふれ、パワフルでステキな女性だ。



今回の講座では、私自身もいくつかの発見が!


まず、「なぜ、建築のことって、学校で

一度も教わらないんでしょうね」という多田さんの言葉に一同、深くうなずく。


私たちの生活の基本である「衣・医・食・住」。

「衣・食」のことは家庭科があり、医のことは保健体育がある。

なのに「家」のことって、基本さえ学ばない。


独立して家を借りる、買う段階になって

初めて、家というもの、住まいというものに向き合う。

どうやって作られるかさえ、きちんと理解していない。

それぞれの人たちがどんな仕事を分担するのかもわからない。

だから、無知なまま、相手の言われるまま、買ってしまって後悔する人も・・・。


だって、わかることって、デザインの好みや間取りの希望ぐらいだもの。


でもこれっておかしいよね?


そもそもどんな家に住みたいかは、自分のライフスタイルを振り返るところから

はじまる・・・という講義内容には、目からうろこ。そして家は買うものではなく、

一緒に作るものだということにも。



さらに、多田さんの「家を建てること事態、自然環境、生態系を破壊しているので、

できるだけ、それらを壊さないように、周りの自然や環境を活かしながら、

家づくりを考える」という言葉には、みんなドキリ。


そうなのだ!


多田さんが、依頼された家を建てる土地に行くとき、

まずは土を掘ってみる、触ってみる。どんな土壌か、そこにどんな風が

どこから吹いてくるか、時間によって太陽の位置がどこにくるかなどなど、

自然観察からはじまるという。


そんな彼女が設計する家は、採光や風の流れ、微気候といわれる

その土地、土地の微妙に違う気候が活かされている。

これらは、受講者たちにとっても、刺激的な内容だったようだ。


そして最後に、「京都や奈良の町並みを見て、感動できる

日本人の感性は素晴らしい!」と、「もっと自信を持っていい」

と励まされた!


計算と計測で機械的に造られる海外の街路樹や公園。

図面には決して起すことのできない日本庭園。


日本庭園の独特の間合いというか、配分は、

日本人が持って生まれた感性で造られるということ。


「不完全の美」。


日本人に生まれてよかったな~なんて気持ちにもなった。


参加してくれた知人が、「昨日受けた金融セミナーは疲れきったけど、

今日のはいろいろ発見があって、すごく面白かった~」と言ってくれた。


アンケートでも、それぞれの方が、今回の講座を聞いて、

新たな発見や気づきがあったことを書いてくれた。

初めて会う人たちと、同じ感覚を共有できたことに、感動すら覚えてしまった!


1時間とは思えない内容の濃さ。

多田さんの一級建築士としての10年間の足跡が語られた講座でもあった。


そんな彼女の仕事や日常を綴った彼女のblog もぜひご覧ください。



そして、「地球にも自分にも優しい家作り」は、

あなたの豊かな感性の中から生まれてきます!


感じること!それがとっても大切です。