草食男子なる言葉がすっかり定着してしまった日本。
雑誌などで読み、なんとなく理解はしていたけれど・・・、
ついに、先週まじかで草食男子と遭遇!
なんと、それは、電車の中でした。
目の前にいる男子二人が、携帯電話でなにやら、ごちょごちょ・・・。
「○○が寮のカギ忘れて、門限過ぎちゃったから、入れなくて、
泊めて~って電話してきたんだけど、俺の部屋に泊めるより、
女の子の部屋に泊まったほうがいいんじゃないかなと思って」
と、泊めてコールを受け、きっぱり断るでもなく、
泊めてあげられる子を彼が捜してあげていた。
結局、女の子たちは、「今からクラブに行くから・・・」とか
「まだ帰れない」とかで、断られ、結局、彼らは、泊めてあげることを
選んだが・・・。
そのあとがすごい。
「部屋汚いんだよね~。掃除しなきゃ。松屋行くっての止めだね。
掃除手伝って」
「寝る場所って、やっぱ○○がベッドで、おれたち床だよね~」
「せっかくのんびりできると思ったのに」
「酒でも飲ませて早く寝かせちゃおう」
「あいつ酒飲めないんじゃない?」
「ゲームでもやらせておく?」
と言いながら、彼らは、掃除のために、
立ち寄りたい松屋をあきらめ、帰っていった模様。
こんな会話を聞いて、目がテンとなってしまった私。
帰ってから早速、ウキペディアで草食男子を引いてみた。
「恋愛やセックスに縁がないわけではないのに、積極的ではない」
確かに、二人とも、つるんとしてて清潔感あふれていて、決してもてないタイプでは
ないんだけれど、積極的に女子に向かうより、気の合う男同志でのんびりしたいタイプのようだった。
「女性を単なる異性対象ではなく、ひとりの人間として平等に尊重する」
確かに、寮に入れず、困っている彼女を一人の人間として扱い、自分のベッドさえ提供して、
泊まらせてあげる。
「恋愛至上主義的な風潮に踊らされるに、家族や仲間と過ごすのを大切にする」
確かに、その彼女に好意を持っていたかもしれないけれど、せっかく友人とのんびり過ごすと
決めた週末、やっぱり友人との時間を大切にしたい。
はて、この女子は、この男子に気があるのか? ないのか?
私の頭はぐるぐる回ってしまいました。
婚カツ前に恋カツが必要?
いやいや、恋愛はしているのかも。
それでも、人と人との関係が希薄になっているような雰囲気がしてならない。
子どものころから、傷つかないように生きてきた結果、
相手との距離を微妙に置きながら、恋愛も友情も成り立たせる?
もっともっといろんなことを聞いてみたかった。
お知り合いに草食男子がいれば、
ぜひご紹介を・・・。