しばらく更新できなかったのは、今年に入って、新しいことを次々と始めちゃっていたからで・・・。
昇り竜とも竜巻ともいわれる私は、やると決めると、マッハ並みのスピードで物事を進めちゃう。
決して、立ち止まりません。
たぶん、こういう時って、アドレナリンが出まくっていて、超超ポジティブシンキング。
その上、歯に衣着せぬ物言いとか、即決即断の行動力とかは、かなり周りを振り回しているとも思われます。
でも、それは裏表のない証拠でもあると思っていただければ・・・。自己弁護です。
しかし、時々相手のため・・・と思っていることが、勢いがありすぎて、助け合い運動の押し売りのようなというか、
空回りして、結局、相手が私のペースについてこれないのか、逆ギレされたり、私を落胆させるような言葉を
投げつけられたり。
そうなると、普段は鉄の心といわれている私でも、かなり凹みます。こういうことが4年に1度ぐらい起こります。そうそう、前回は、アテネの時だったか~。
それが、おとといやってきてしまいました。
もう起き上がる力もなく、休日だったので、冬眠のようにひたすら寝てみても、脳腫瘍ではないかと思うぐらい、頭が痛くなり、どうにも気力がわきません。
気分はどん底。誰とも話したくなくなって、仕事の電話も暗いトーンでかけてしまったり。
はー、気がつけば、心にどっしりと重石が・・・。
それでも昨日は仕事に出かけなくてはならず、行く電車の中でも、はらはらと涙がこぼれちゃったり、たぶん、
あまり人に見せたこともないようなうつろな表情なんだろうな~と思います。
それでも無理に元気になろうとすると、心が軋む音が聞こえるので、信じられないくらいスローペースで行動したり。
こんなときは、最悪で、取材も気もそぞろなので、何質問してんだか自分でもよくわかんない状態になってたり、
気がつくと、ため息が出ちゃったり。
結局、帰りの電車でもまた、はらはらと涙を流してしまいました。
ただ、一緒に仕事をしている人に、テンションが異常に落ち込んでいることを伝えられたので、
吐きだせたのがよかったのかも。ダメダメな自分を一人で抱えていると、持ちこたえられなくなるので、
「私、今、チョーダメダメです。最低です」と人に伝えると、少し楽になるってことあります。
誰かに弱音を吐く、馬鹿にされるかもしれないけど、落ち込みの原因となる根源を話してしまう。
できれば、ただ受け流してくれる人に話せるといいかも。
そんなことを考えていたら、今日、朝の「トクだね!」に、脚本家の山田太一さんが出ていました。
シナリオの勉強をしていた私には、神様のような人。言葉の一つ一つが不思議な力を持っていて、
心に響くドラマを書かれます。
その山田さんが、「自分はドラマの中で、コンプレックスという言葉をよく使うんだけど、ある人に『最近はコンプレックスって言わないんですよ。個性って言うんです』って、聞いて、ちょっと驚いたんです」と言っていました。
ここからは大まかな意訳。現代は、人に自分のコンプレックスや弱い部分を見せないで、空気を読みながら、当たり障りなく生きようとするため、結局、自分の中に閉じてしまい、孤独になってしまうのではと・・・。
実は、この間も友人と話していて、「ダメな自分を認められない」という話しになりました。
それを聞いて「そんなこと言ったら、私なんてダメダメじゃん! 生きてられないじゃん!」というと、そういう風に笑い飛ばせないのだと・・・。
でもダメな自分もかわいくない? また同じ失敗をやらかしてしまう自分も。そして、時には、こうやって、どーんと落ち込んで、ダメな自分を隠さないで、「は~、本当に私ってダメダメだ~」と吐露すると、人は案外やさしいものです。
自分のダメさをさらけ出す。そうすることで、肩の力が抜けることってあります。
自分ひとりで生きてはいられないことも実感します。これが心が疲れたときの処方箋。
明日はハッピーバレンタイン!
「好き」と同じぐらい大切な「ありがとう」を伝えたい!