「ラブリーボーン」2010年 アメリカ映画 120分
監督・脚本・製作 ピータージャクソン


おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆
ロードオブザリングの監督であるピータージャクソンがメガホンをとった作品。それだけにCGの使い方が注目だった。画面は美しかったものの、予想を上回るというほどではなかった気がする。また、またもや宣伝が度を越していた。内容が若干ずれているためちょっとだけびっくりする。しかも見所なシーンはほぼ宣伝で見尽くしてしまった、という感じ。結末はディズニー的だな、と思った。メルヘンなのに残酷な(グロい?)シーンがちょっとあってその差にショックを受ける。たくさん泣いたが、感動というより悲しくて涙がでた。でもこの原作(読んではいないが映画を見て)を脚本にするのは大変そうだな、という見方からすると星六個くらいかな。
「シベールの日曜日」1962年 フランス映画 110分
監督:セルジュ・ブールギニョン
製作:ロマン・ピヌス
脚本:セルジュ・ブールギニョン アントワーヌ・チュダル
出演者:ハーディ・クリューガー
音楽:モーリス・ジャール
撮影:アンリ・ドカエ


おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆
フランス映画は好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。私は割と煮え切らない暗い感じの映画も好きである。親子といってもおかしくない年の差の男女がただひたすら純粋に、恋といえばいいのか絆といえばいいのか、二人だけの関係を築いていく。映像も白黒ではあるがかなり工夫されて撮られていたように思える。特に水面のシーンや車のサイドミラーの使い方が私のお気に入り。主人公が出会う女の子の演技やませた言葉が映画の雰囲気に怪しさを加えていて良かった。重さがちょうどいいくせになりそうな映画だ。
「ゴースト ニューヨークの幻」1990年 アメリカ映画 128分
監督:ジェリー・ザッカー
製作総指揮:スティーブン=チャールズ・ジャッフェ
製作:リサ・ウィンスタイン
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
出演者:パトリック・スウェイジ デミ・ムーア ウービー・ゴールドバーグ
音楽:モーリス・ジャール
撮影:アダム・グリーンバーグ
編集:ウォルター・マーチ
配給:パラマウント


おすすめ度 ★★★★★★★★★☆
恋愛映画でありながら様々なジャンルにあてはまるのではないだろうか。だって恋愛映画でまさかのホラーである!!CGこそまだあまり発達していない感はあるものの使える技術は最大限にうまく使っている様に思える。まずカメラワークがいい。天使の像を部屋に入れるときに鏡を使うのだがその写し方がいい!
ラブシーンもリアリティがあっていい。中途半端に二人抱き合って倒れて段々画面が暗くなるのではなく、なかなかきわどいのだがとにかく美しい。デミ・ムーアが芸術家という設定もすごいいい、情熱的な性格が見ているこちら側にとって受け入れやすくなるのだ。最初に感じていた矛盾も後半のほうで理由がわかりとてもうれしかった。
こんなにすんなりと入ってくる映画に久しぶりに出会えた。「君が僕をみつけた日」とは格が違うほどよかった。

私たちは死後の世界を知らない。すべて終わるのか、それとも新たに何かが始まるのか知る術はどこにもない。ただ、無という状態で存在しなければいけない寂しい世界でないことを願うばかりである。