前記事の「ヒッグス粒子=ダークマター」について。
質量の起源とされているヒッグス粒子ってのは
現在最有力とされている素粒子の理論「標準理論」によると、
あーヒッグスができたなー、と思ったらすぐ崩壊しちまいます。
一方、ダークマター(暗黒物質)ってのは、
銀河の外縁部などにあるとされていて、光などの電磁波とは
相互作用を引き起こさないため「観測できないもの」であり、
しかしそいつは質量をもっていて安定しているという面白い性質がありますよと。
(今天物実習でオイラはこのダークマターについて考えてます。。。)
すぐ崩壊しちゃうとされているヒッグス粒子も、
宇宙が5次元以上と考えると、あらま不思議、電荷をもたず安定になっちゃった
というお話ですね、気楽に言うと。
この記事読んだ時、最初
「あー、言われてみればそんな気もするなぁー…。」
って感じでした。
だってさ、どっちも「質量」がらみだし、
「未だに直接観測できてない」ってところも共通してるしー…。
(浅はかな考え方で、ゴメンナサイ…。
これじゃアカンということですぐこの考えを撤回しました。)
でも、何か「宇宙の謎」の一つの解明が
一歩進んだなって感じはします。
あとは実験ですな。
オイラの時代にはどうなるんだろうなぁ。
オイラが研究者になるまでちょっと待っててw
それにしても、疑問点もいくつかありますな。
この記事を読むと、冒頭では「ヒッグス粒子=ダークマター」とは書いてたけど、
それ以降はそんなことは一切書いておらず、「5次元以上の宇宙では、
ヒッグス粒子は電荷をもたない安定した粒子になる」としか書いてなくて
これがホンマにダークマターと直接つなげて考えていいのかいな、とは思った。
原論文見てみたらわかるかもしんないが、頭が追っつくかどうか…。
あと、こういう理論て論文上ではどういう説明がなされてるんだろ。
バリバリの数学を使うでしょうが、どういう数学を使うのかも気になるところです。
幾何学なのか?まさかの群論?
ところで「5次元以上」てすげぇな。天物実習の
「超球(こいつは4次元空間。これに時間合わせたら5次元。)」でさえ、ひーこらなのに…。
いやー、難しいけど、
やっぱここら辺(素粒子・宇宙関係)の分野が
物理の中で一番アツく、ロマンが感じられますな。
こういう分野で、研究者として立派になりたいものです。