第21回バイユー戦争報道特派員賞、AFPカメラマンら受賞 | 星が語る『Star』~Astrology Cafe~

第21回バイユー戦争報道特派員賞、AFPカメラマンら受賞

 フランス北西部バイユー(Bayeux)で11日、世界各地の紛争地で優れた報道を行ったジャーナリストを表彰する第21回「バイユー戦争報道特派員賞(Bayeux-Calvados War Correspondent Award)」の受賞者が発表され、フランス通信(Agence France-Presse、AFP)のカメラマンや英国放送協会(BBC)の特派員らが各賞を受賞した。7部門ある賞のうち3部門は、激しい内戦が3年半にわたり続いているシリアについて報じたジャーナリストらに贈られた。

 写真部門は、2011年に始まったバーレーンの暴力的デモの様子を捉えた一連の印象的な写真を撮影したAFPのモハメド・シェイク(Mohammed Al-Shaikh)氏が受賞した。

 報道記事部門は、シリアの反体制派から暴行および発砲された英紙タイムズ(The Times)のアンソニー・ロイド(Anthony Loyd)氏が受賞。同国での取材に伴う危険を浮き彫りにした報道が評価された。

 映像部門では、英BBC報道特派員のリーズ・デュセット(Lyse Doucet)氏が受賞。同氏は、シリアの首都ダマスカス(Damascus)にあるパレスチナ難民キャンプからの報道を行った。同地は、シリアにおける惨状の代名詞的存在となった。

 1994年に創設されたバイユー戦争報道特派員賞は、紛争とその影響を受けた人々や、自由と民主主義をめぐる戦いについての報道を表彰する。今年は米国のベテラン海外特派員であるジョン・ランダル(Jon Randal)氏が審査員長を務めた。