タロット講座にて ケルティッククロス(ケルト十字)スプレッドってすごいよね、って話
先週末のタロット講座にて、非常に楽しい展開があったので、ご紹介する。
本義は、タロットによるチャクラリーディングとチャクラヒーリングなのだが、ちょっとした理由があって、その前提として、久々に、ケルティッククロススプレッドの変形を展開した。
ケルティッククロスの二重の十字になるはずの左のレイアウトと、右の棒状のレイアウトとの違いについて、客観的世界と主観的世界の差異ということで説明した。
つまり、ポジション1の質問者の現状は、客観そのものであって、1を中心とした6枚の世界は、質問者の世界を客観的に語っているのに対し、ポジション7の質問者の心理は、主観そのものであって、7を起点とする4枚の世界は、質問者の世界を主観的に語っているのだ、と。
ケルティッククロスについては、ありとあらゆるところで語られているのだが、初学者には難しいという声が多いのは、二つのレイアウトの必然性が理解できないことが、その原因であるようだ。
というわけで、このケルティッククロス、質問者の現状である1と質問者の真理である7、未来である4と結果である10を関連させて読むことは当然なのであるが、初学者が混乱するのは、例えば1と7のカードのイメージが乖離していたり、4と10のカードのイメージが乖離していたり、全体がネガティヴなのに1枚だけポジティヴだったり、逆に全体がポジティヴなのに1枚だけネガティヴだったりするということが、原因であったりする。あるいは、1と7、4と10もそうだが、5の理想と、9の希望と恐れというように、重複するイメージのポジションがあることの必然性が理解できないことが、原因であったりする。
厳密には、重複しているわけではないのだが。
いずれにせよ、客観的な視点から見た世界と、主観的に感じている世界との二つであると考えるだけで、セパレートされていることへの違和感は格段に解消される。
1枚だけ、他のカードとイメージが乖離している場合、それが客観の左のレイアウトにあれば、自己認識と違って状況が悪いということがそのポジションであるのだろうし、主観の右のレイアウトにあれば、主観的には悲観しているが、客観的には大したことではなかったりする、ということでもある。
さて、そこで、Fさんである。
他の生徒さんのカードのリーディングをしている際、えらくFさんが笑っておられたのだが、その方のリーディングについて笑っておられたわけではなく、ご自身のカードを見て笑っておられたのだ。
Fさんの展開したカードはこちら。
要するに、7のポジションだけが、大変なのである。ということは、主観世界の起点、Fさん自身の気分がデヴィルなのであって、客観的にも、また、主観にしても起点以外は大して問題はない、ということなのだ。
Fさんご自身は、なんの問題でもないことについて、ご自身のこだわりから、問題だと思っていらっしゃるさなかであった。9のポジションにある望み・恐れは、望みであり、恐れでもあるので、繰り返しの中から創造的なことを生み出したいというポジティヴな気持ちと、同じことを繰り返していることへの飽き飽きしたネガティヴな気持ちがあることを示している。
というわけで、Fさんは、ええ、そうですとも、と、苦笑しておられた一幕であった。
ちなみに、この展開の前、Fさんのケルティッククロスは、すべてのカードが逆位置で、2の障害にハイプレステスが、10にタワーが出ていたので、いったい何について展開したのでしょうか?とお尋ねすると、あ、考えずに開きました、と。
ケルティッククロスは、具体的な問いにこそ威力を発揮するのである。問いを設定せずに、カードを展開するというのは、あまりお勧めできない。
そう。障害が、質問者自身の質問が遅れて出る、というハイプレステスの逆位置であった。そして、ワタクシから、こらっと、軽く怒られる。タワーの逆位置である。
ああ、カードは正直ですね、と、Fさん。
そう。カードは正直です。
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本義は、タロットによるチャクラリーディングとチャクラヒーリングなのだが、ちょっとした理由があって、その前提として、久々に、ケルティッククロススプレッドの変形を展開した。
ケルティッククロスの二重の十字になるはずの左のレイアウトと、右の棒状のレイアウトとの違いについて、客観的世界と主観的世界の差異ということで説明した。
つまり、ポジション1の質問者の現状は、客観そのものであって、1を中心とした6枚の世界は、質問者の世界を客観的に語っているのに対し、ポジション7の質問者の心理は、主観そのものであって、7を起点とする4枚の世界は、質問者の世界を主観的に語っているのだ、と。
ケルティッククロスについては、ありとあらゆるところで語られているのだが、初学者には難しいという声が多いのは、二つのレイアウトの必然性が理解できないことが、その原因であるようだ。
というわけで、このケルティッククロス、質問者の現状である1と質問者の真理である7、未来である4と結果である10を関連させて読むことは当然なのであるが、初学者が混乱するのは、例えば1と7のカードのイメージが乖離していたり、4と10のカードのイメージが乖離していたり、全体がネガティヴなのに1枚だけポジティヴだったり、逆に全体がポジティヴなのに1枚だけネガティヴだったりするということが、原因であったりする。あるいは、1と7、4と10もそうだが、5の理想と、9の希望と恐れというように、重複するイメージのポジションがあることの必然性が理解できないことが、原因であったりする。
厳密には、重複しているわけではないのだが。
いずれにせよ、客観的な視点から見た世界と、主観的に感じている世界との二つであると考えるだけで、セパレートされていることへの違和感は格段に解消される。
1枚だけ、他のカードとイメージが乖離している場合、それが客観の左のレイアウトにあれば、自己認識と違って状況が悪いということがそのポジションであるのだろうし、主観の右のレイアウトにあれば、主観的には悲観しているが、客観的には大したことではなかったりする、ということでもある。
さて、そこで、Fさんである。
他の生徒さんのカードのリーディングをしている際、えらくFさんが笑っておられたのだが、その方のリーディングについて笑っておられたわけではなく、ご自身のカードを見て笑っておられたのだ。
Fさんの展開したカードはこちら。
要するに、7のポジションだけが、大変なのである。ということは、主観世界の起点、Fさん自身の気分がデヴィルなのであって、客観的にも、また、主観にしても起点以外は大して問題はない、ということなのだ。
Fさんご自身は、なんの問題でもないことについて、ご自身のこだわりから、問題だと思っていらっしゃるさなかであった。9のポジションにある望み・恐れは、望みであり、恐れでもあるので、繰り返しの中から創造的なことを生み出したいというポジティヴな気持ちと、同じことを繰り返していることへの飽き飽きしたネガティヴな気持ちがあることを示している。
というわけで、Fさんは、ええ、そうですとも、と、苦笑しておられた一幕であった。
ちなみに、この展開の前、Fさんのケルティッククロスは、すべてのカードが逆位置で、2の障害にハイプレステスが、10にタワーが出ていたので、いったい何について展開したのでしょうか?とお尋ねすると、あ、考えずに開きました、と。
ケルティッククロスは、具体的な問いにこそ威力を発揮するのである。問いを設定せずに、カードを展開するというのは、あまりお勧めできない。
そう。障害が、質問者自身の質問が遅れて出る、というハイプレステスの逆位置であった。そして、ワタクシから、こらっと、軽く怒られる。タワーの逆位置である。
ああ、カードは正直ですね、と、Fさん。
そう。カードは正直です。
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