確実にいろんなイベントがゲーム内で起こりますが、ついリアルタイムに
書けなくて、溜めこむタイプです(しかもそのままお蔵入りもよくあること・・・。
が、時間見つけて書いていきたいと思います。
とある夕方、GM(ゲームの管理人的な社員が操作する
キャラ)が突如現れ、すごい速度で町の中をうろついていました。
うちのギルド(コミュニティ)のマスターは一度そのGMさんとお話したことが
あるそうですが、ある意味GMという存在はゲーム内では憧れだったり、
出会うことがとっても得した気分になれる存在といえます。
マスターもGMと会ったことがとてもうれしいらしく、
ストーカー行為を、いやGMを見つけに探しに出かけていました。
結局見つからずに戻ってきたわけですが、
そのときにマスターがぼそっと言いました。
「せっかく明日誕生日だから現れてくれてもいいのにー」
なんですと?
加入間もない私がマスターの誕生日を知ってるわけ
ないのですが、よりによってこんなギリギリに知るとは・・・。
「まじか。はよいえwww」
とマスターに突っ込みを入れて、当初やろうと思ってた
Lv上げの狩りをやめ、お誕生日イベントをこっそり準備しようと思いました。
が、@6時間の中で何ができるのか、、、。
とりあえず復帰後ちまちま貯めてたグロッド(ゲーム内通貨)を確認。
6000万しかない・・・orz
これはいけません。
ちゃんとしたプレゼントが用意できるかどうか。
思いついたのは、指輪のプレゼントでした。
このゲームでは巻物を使ってアイテムをレベルアップさせることが
できるのですが確かマスターがそういった話題を出すことはあまりないので
もしかするといい指輪をあげたら使ってくれるかも、です。
で、時間的な状況も考えて、最初イメージしたのは、
「露店で売ってる良い指輪を買う」ことでした。
露店をめぐり、売り物の指輪をいろいろ見ながら、
指輪に詳しい人に良い指輪の在庫を聞いてみました。
すると、
「プレゼント、いいねー。でもさ、それって自作してあげるのが一番じゃない?」
あ・・・!
最近はすっかり自作するよりも売っている
ものを買うことに慣れてしまってました。
プレゼントは手作りのほうがよいに決まってる。
リアルでは手作りでプレゼントするのが好きなのですが、ゲーム内で買って
プレゼントする、という考えになっていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。
時間かかってもいいから作ってみよう。
ということで、そこからは時間との戦いです。
18:20 今もっている未使用指輪と巻物の在庫確認
→ 指輪20個、巻物10本
19:00 20個のうち1個だけINT 7(魔法ダメージ増加)の指輪が完成
INT 7 という指輪はむちゃくちゃ良い、というものでもありません。
そこで、もう少し良いものを作るべく、指輪を調達にでかけました。
19:30~21:30 未使用指輪をモンスター狩りでドロップ(約40個)
21:30~22:00 約25個使ってみるも、良い指輪できず
18:30からの二時間半は結果的に徒労に終わりました。。。
が、ひとつなんとかできているので、次のアクションに。
22:00~23:00 レビア町のツリーに登ってハートの花火を調達
普通の花火は町に売ってるのですが、
ハート型はクリスマスツリーの上に登らないとありません。
しかし、そこは男女で上がる必要があります。。。
で、泣く泣く選んだ選択肢。
2PCで自キャラの男女をツリーに上がらせる、です。
本来、ツリーはカップルが二人きりになるために登る場所。
自分のキャラを二人使って登るなんて、これほど空しい時間はありません。
が、時間が迫っているので感傷に浸ってる暇もありません。
どんどん花火を買い込んでいき、かばんに詰め込んでいきます。
まだ2時間ある。
なんとかなるな、と思った矢先、ギルドチャットでマスターから連絡が。
(゚д゚)!
ひ・・・暇じゃない・・・orz
うちのマスターはなんというか勘が鋭い人で、
人が話終わるまでに先に的確な返事をしたりタイミングよく現れたりします。
今回はギルドメンバでの狩りのお誘いでした。
焦りつつも、早く戻らなければ、と必死です。
連絡きた時点ではこんな感じ。
さらにスピードをあげて、やっと完了。
1080発。
これだけあればきっと大丈夫です。
あとは他のメンバと段取りを組むだけ。。。
もともと事前に話をしてたメンバもいて、
ちょうど良いタイミングで主要メンバが集まってきました。
マスターも24時ちょっと前にログインして雑談中です。
さて、みんなでパーティを組んで、お祝いのときを
待とうとしたそのとき、マスターが私とパーティを組んできました。
やばい、、、。
お祝いするメンバとパーティを組まないとこっそりと会話できません。
マスターといろいろお話しつつ、117の時報を聞くと、23:59:30。
これはもう、そのまま行くしかありません。
花火は密かにメンバに配り終えていたこともあり、ぶっつけ勝負です。
そのとき、メンバの一人から1:1の連絡がきました。
「そっちのパーティ解除して!」
やっぱりちゃんとお祝い側メンバでパーティを組んでいたようです。
マスターとのパーティ解除をするタイミングは
あまり良くないのですが、背に腹は代えられません。
解除してすぐにメンバのパーティ参加。
その直後に24時。
おめでとおおおおお!
用意した花火をみんなで上げ続けます。
1分くらい続いたでしょうか。
個人的にはこの時点でほっとしました。
次に記念写真を撮り、いよいよプレゼントです。
今つけてる指輪の状況を聞いてみます。
・・・!
どうも今回あげる指輪は今もっている指輪より良いもののようで
ちゃんとしたプレゼントとして使ってもらえそうです。
というか、持っている指輪がどういったものかを
聞いて、メンバ一同、びっくりしました。
こういうネットゲームではどうしても強くなるためにより良い武器や
防具、アイテムを揃えたくなるものですがうちのマスターの場合、
あまりその辺にはご興味がない、というよりはどうでもよい?
だけど一方でそういうマスターだからこそ、
ここでの生活を楽しめてるんだよな、とすぐに思い返しました。
そのマスターの立ち振る舞いはその後、ギルドの大御所のアイテムグロッド
大奉仕により急きょ開催された良い指輪作り大会でも発揮されました。
単純に、4よりは5、5よりは6、6よりは7のほうが指輪の性能が良いです。
また自分の職業向けの数値付与が高ければ高いほどよい。
でもマスターはそういう数値が良い指輪よりも自分自身が作って
気に行った指輪を数値関係なしで選択しました。
強くなるためにゲームをするんじゃなくて、楽しむためにゲームをする。
たぶん、究極の目的はまさにそれなんだと思います。
強くなればもちろん楽しいですがそれは楽しいからこその強さでもあるかと。
そういったことをいろいろと考えた3時間のお誕生会でした。
ということで長々と書いてしまいましたが、
マスター、本当におめでとうございますっ♪