- 静かな黄昏の国 (角川文庫)/篠田 節子

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短編集。
表題作の『静かな黄昏の国』が特に心に残っている。
私も常々危惧している、日本の未来
-いや、日本だけの問題ではないのだが-が舞台。
一組の老夫婦が、長年住み慣れた公団住宅を引き払い、
迎えに来た男に300万円を手渡し、終の棲家と決めた場所
へと送られて行く場面から物語は始まる。
その場所は、緑あふれる楽園に思えたのだが、実は・・・。
本物の植物などとうの昔に根絶してしまった日本で、
何故その場所にだけ、本物の植物が自生しているのか?
しかも、その植物達はどこか少しずつ奇妙な様子。
いや、奇妙なのは植物だけではなく、動物達も・・・。
この作品は、東日本大震災のかなり前に発表されたらしいが、
今読む人にとっては、何かフィクションではすまされない
切羽詰まった問題提起をされたような気分になるのでは?
少なくとも、私はそうだ。
やっぱり 篠田節子 はおもしろい
お気に召したら
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