個人PCのリモート操作を無効にする(2) | はるまき的日常録

個人PCのリモート操作を無効にする(2)

続きです。

 Windows起動中は、システムの背後でさまざまな機能が動いています。
 Windowsタスクバーの何も無いところで右クリックし、「タスクマネージャーの起動」を選択すると、タスクマネージャーが起動し、「サービス」タブをクリックすると、サービスの一覧とその動作の状態の一覧が表示されます。
 この中にはWindowsの制御に関わる重要なものがありますが、不要なものもあります。また、セキュリティ上停止したほうが良い機能もあります。そう。リモートアクセスに関わるサービスです。

 以下のサービスは個人で趣味や勉強で使用する場合は不要です。他にもありますが、この記事では、リモートアクセスに関わるサービスを記述します。下記の説明文には一部Windows7の説明文を引用しています。

 ・Remote Access Auto Connection Manager
 説明:このサービスはプログラムにより、リモートDNS 名やリモートNetBIOS 名またはアドレスが参照された場合に、リモートネットワークへの接続を作成します。
 他のPCから自PCへ接続されたくない場合は停止しましょう。
 
 ・Remote Access Connection Manager
 説明:このコンピューターからインターネットや他のリモート ネットワークへのダイヤルアップ接続と仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を管理します。
 自分のPCから他のPCへリモート接続しない場合は停止しましょう。

 ・Remote Desktop Configuration

 説明:リモート デスクトップ サービスとリモート デスクトップに関連する、SYSTEM コンテキストを必要とするすべての構成およびセッション管理のアクティビティには、リモート デスクトップの構成サービス (RDCS) が使用されます。これらのアクティビティには、セッションごとの一時フォルダー、RD テーマ、および RD 証明書が含まれます。
 
同上。自分のPCから他のPCへリモート接続しない場合は停止しましょう。

 ・Remote Desktop Services

 説明:ユーザーがリモート コンピューターに対話的に接続できるようになります。リモート デスクトップおよびリモート デスクトップ セッション ホスト サーバーは、このサービスに依存します。このコンピューターをリモートで使えないようにするには、コントロール パネルの [システム] の [リモート] タブにあるチェックボックスをオフにしてください。
 個人PCのリモート操作を無効にする(1)で説明した方法と合わせて、停止しましょう。
 
・Remote Registry
 説明:リモート ユーザーがこのコンピューターのレジストリ設定を変更できるようにします。
 レジストリとは、Windowsのシステムやアプリケーションの設定データが記録されているデータベースです。ここにはOSの基本情報、アプリケーションの設定、ユーザーパスワードなどが記録されており、第三者によって悪用・改ざんされるとPCを乗っ取られるだけでなく、PCに深刻な影響を与えることがあります。
 ネットワークを通してレジストリを変更されないように、このサービスは停止しましょう。

 停止する手順を説明します。
1.スタートメニューを開き、検索ボックスに「msconfig」と入力します。
検索窓

2.検索結果の「msconfig.exe」をクリックします。

msconfig.exe表示

3.「システム構成」画面の「サービス」タブを選択します。


4.上記サービスのチェックをOFFにし、「OK」ボタンを押します。
システム構成

5.再起動を行い、設定を反映します。
再起動

 以降、上記サービスは自動的に実行されなくなります。
 不要な機能を停止することで、セキュリティリスクを低下し、さらにPCへの負荷を軽くすることができます

 Windows7は購入時の状態で使い続けるのではなく、自分で情報を集めて安全にそして軽快に使用できるように設定をカスタマイズしてみましょう!

 ぜひお試しください。