希望の光ではあるけれど。
最近、HIV新薬のニュースがちらほらとありますね。
ちょっと記事を拾ってみると・・・
8月
米国の製薬大手Pfizerは6日、同社が開発した新タイプの経口HIV治療薬Selzentry (成分maraviroc )を、FDA食品医薬品局がその有用性を認め通常より早く短縮承認したと発表。
10月
米医薬大手メルク社は12日、エイズウイルス(HIV)の増殖を従来と全く違う仕組みで防ぐ新薬アイセントリスが米食品医薬品局(FDA)の認可を得たと発表した。
従来の薬への抵抗性が現れた成人患者に併用薬として処方される。
さらに臨床試験で良い成績が出たらしいというインテグラーゼ阻害薬raltegravirという薬もあるらしいです。
ですが、これらの薬は、「耐性ウイルス」に対して用いることが主目的のようです。
特に優先審査で早く承認されるというのは、
じっくり審査するよりもすぐに新しい薬を使うことに大きなメリットがあるから。
有効性だけでなく安全性も本来の十分な検証が100%できてるわけではないとも考えられます。
(もちろんそんなことはほぼないと思いますが)
ということは、アメリカでは耐性ウイルスで治療が厳しい患者が増えているという問題が
どんどん大きくなってきている証拠とも読めるわけです。
新しい薬は僕らにとっては希望の光ではあるけれど、
確実に事態は悪い方向にも進んでるんだな。。。と微妙な気持ちにもなってしまいます。
なんだか今日はブルー。
自分の体にいるやつはどうなんだろう。。。?耐性持ってるのかな?
まだ薬を飲むわけではないので調べていませんが、治す薬がない。という状況は想像するだけで恐ろしいです。