もし今の私が、15歳の私に言葉をかけられるなら――

「苦しい中、本当によく頑張ってくれてありがとう」と伝えたい。

どんなにしんどくても、未来はきっと良くなるって信じて、必死に歩いてくれたよね。

その強さも苦しさも、私はちゃんと覚えてる。


でも今の私は、そんなあなたが願ったような未来を歩めていない。

もう頑張りきれなくて、心が折れて、気づけば、「ダメな人間」になってしまった。

こんな未来が待っているなんて、あの頃のあなたは想像もしなかったよね。

あなたの頑張りを、無駄にしてしまったようで、本当にごめんね。

首藤はるか