看護学校に入学してからの3年間はかなりハードだった。

1年生はほぼ座学で、医療に関する法律や公衆衛生学、解剖生理学や病態生理学・薬理学などの基礎を学び、放課後は看護技術の練習をする。

2年生は領域別の看護学について学ぶ。

3年生はすべて臨地実習。

私は「卒業して国家試験に合格して、看護師にならなければ」と自分を奮い立たせていた。


2年生のある日、私は再び脳の手術を受けることになった。

高校2年のときに受けた手術の合併症で、再び開頭手術が必要だった。主治医の先生のことは信頼していたし、恐怖は感じなかった。

夏休みの期間を使って手術を受けた。


↑1回目の手術による合併症の手術


手術は無事に終わり、退院後すぐに学校に復帰した。遅れを取り戻すために頑張ろうと、やる気に満ちあふれていた。


実習と勉強を乗り越え、私は無事に看護学校を卒業した。

国家試験にも合格し、正看護師の免許を取得した。


私は、病気や手術などのハンデを抱えながらも、ここまで来たのだ。




首藤はるか