カンカンカン!
鍛錬場からは、今日も気持ちの良い乾いた音が鳴り響く…
チェ・ヨンとアンジェは直ぐに打ち解け、何でも話せる友となった。アンジェは明朗活発、さっぱりとした性格で、見た目においては少々軽薄そうだが…こう見えて色々な武術に明るく、剣術に至ってはいつまででもチェ・ヨンと打ち合える程の腕前だ。これには正直…ムン・チフですら驚かされた…
いつも共に修練しているメヒは、多節鞭を得意とし、重い刀はあまり使わない。チェ・ヨンは、仲間…いや…友と剣を合わせる事が楽しくて仕方なかった!
2人は、会話を楽しむかのように木刀を左右に振るっていた。
「やめっ!」
突然…何の前触れもなく、チェ・ヨンの父がそんな二人を止めに入った!
チェ・ヨンが殺気と共に振り下ろした木刀を、アンジェが既の所で受け留め、弾き返した!2人はニヤッと口元を綻ばせ、木刀を脇へ収めると息を整え立礼をした。
____今朝早くアンジェがチェ・ヨンの元を訪れ、連れ立って鍛錬場に入り…間も無く昼餉の時刻となる。この所、毎日のようにアンジェはここに入り浸っていた。さすがのウォンジクも少々呆れ顔で、2人を止めに入ったのである。
「お前達、夢中になるのは構わぬが、昼餉の時刻となる…食事は薬を飲むのと同じくらい大切なのだ。強い身体を作るも、また然り…薬食同源とはこの事を言うのだ」
「はい!父上、すみません…アンジェと剣を合わせるのが楽しくてつい…な?」
「はい!チェ・ウォンジク殿、ありがとうございます!た、楽しいです!あぁ、良し!ヨン!飯を早く食って、今度は弓で対決だ!」
「いや…今日は先生が来る日だ!ごめん」
「そうなのか?…俺も一緒じゃまずいかな?」
「いや…大丈夫であろう…二人も三人も変わらぬであろうから…」
と、チェ・ヨンの父にお墨付きをもらい、アンジェは嬉しそうに飛び上がった…
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皆で食事はしていると、トンウン師叔に伴われて、メヒがやって来た。
「チェ・ウォンジク殿、今日はよろしくお願いします」
「おートンウン殿、お久しぶりです。忙しい所おいで頂き感謝します。ヨンアと…今日はこのアンジェも頼みます」
「トンウン師叔、今日もよろしくお願いします」
チェ・ヨンは、食事の手を止め軽く頭を下げ、斜め後ろにいるメヒと愉しげに視線を絡めた。
「チェ・ヨンよ、腕はあがったか?楽しみにしている…ん?お前は、おー!アンヒョク殿の所の倅か?」 想像以上の糞ババアだな
説教してやっから連れといで…です

チェ・ヨンの隣で、匙を手に持ったまま、口を開け…間の抜けた顔でこちらを凝視しているアンジェに、トンウンは声を掛けた。
アンジェは、話し掛けられた事すら気付かず、凍り付いたようにボーッと1箇所を見つめている。
カタンッ…
と、その手から匙がするっと転がり落ちた…
「おい!アンジェどうしたんだよ?おいって!」
チェ・ヨンが肩を揺すると、漸く眠りから目覚めたかの様に、ハッと周りを見回し…ゲホっと口の中に入っていたものを、豪快に遠くまで噴出した!
トンウンは、飛んできた物体をメヒを庇いながら、すっと避けた…
呆れ顔のチェ・ヨンに、お前大丈夫かと背中を叩いてもらうと…どうにか呼吸の落ち着いてきたアンジェは、勢いよく立ち上がった。
そのまま、息つく間もなく頭を下げ、食台に思い切り頭を打ちつけてしまった!
「くっ…いってっ!も、申し訳ありません!掛かりませんでしたか?あ、えっと、はい!初めまして!父はアンヒョク、私はアンジェと言います。トンウン先生でいらっしゃいますか?以前は禁軍を教える武術の師範をされていたと、父から聞いております!」
と、アンジェがおデコを擦りながら返事をすると、クスクスと笑うメヒの声が転がって来た。
普段、声を立てず目だけで笑うメヒの、楽しげな笑い声にトンウンもチェ・ヨンも驚いたが、その声につられ笑い出した。
「はっはっ!アンジェか。よろしく頼む。チェ・ヨンの友であるのだな?良し!今日は一緒に修練を積むか?これからの世を担う者達よ…まだまだお前達は強くなれる!」
「はっ!はい!是非お願いします!」
アンジェの視線は、トンウンを通り越しその先のメヒへと向けられていた。
「あぁ、この娘か?この娘は俺の姪っ子のメヒと言う…多節鞭を得意としている。こう見えて、なかなかの強者だから、舐めてかからんことだな」
「メヒと申します。よろしくお願いします…あっあの、おデコは大丈夫ですか?ふふ」
笑いが収まりきらないメヒは、猫のような目を細めながら言った。
「だ、大丈夫ですっ!剣術の稽古で父に殴られたのに比べたら、この程度どうって事ないっす!」
直立不動の姿勢のまま、しどろもどろのアンジェの異変に、チェ・ヨンは気付かず…面白おかしく見ていたのだった…
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
「ねぇ、チェ・ヨンそれって…」
「ん?それとは?」
この人、色恋ごとには疎そうだものね…ここは言わない方が良いのかな…いや、でも…
「う、うん…アンジェさんともそんなに長いお付き合いなのね」
「あぁ…もう彼此20年を過ぎたか…。お互い立場は変われど、友である事には変わりはない」
「そうなんだ。良いなぁ男同士の友情!…そうだ!ねぇ今度家に遊びに連れて来てよ。私も仲間に入りたいわ!お酒でも呑みながら、あなたの昔の話も聞いてみたいし…」
チェ・ヨンはちょっと嫌そうな顔をしながら…えぇまぁ、そのうちに機会があれば…と、言葉を濁したのだった…
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
おはようございます
眠いです
人間も寝貯め出来れば良いのに…
と、思う今日この頃…
今は4:22です!
ニイニイゼミがマジうるさい
やっとコメントのお返事追いつきました!
たっくさんのコメントありがとうございました
心より感謝いたします!
削除記事にコメント下さっていた
h-imajin師匠&ポチッとなちゃん
七夕の夜の…1(アメ限)の方に
移動させて頂いてます
ありがとうございました
メッセージにつきましても
お返事終わりました
ただ…アメンバーの申請のための、年確メッセの方は…こちらでお許し頂きたいです。
ちょっと追いつきません(´;ω;`)
申し訳ないっす
初めまして…
はると申します┏○))
アメンバーの申請
はると申します┏○))
アメンバーの申請
ありがとうございました
どうぞよろしくお願い致します
お返事遅くなってしまって、すみませんでした┏○))
はる
どうぞよろしくお願い致します
お返事遅くなってしまって、すみませんでした┏○))
はる
その他、アメンバー申請時、シンイへの熱い想いを、一生懸命書いて下さった方…面白メッセ下さった方には、メッセージにお返事返させて頂いておりますので、ご確認下さいませ
私(俺)、返事ねぇよ!…という方…
ご一報ください
( ・∀・) イイネ!を拝見すると
懐かしい皆様が沢山いらっしゃって
嬉しいです
初めましての皆様もありがとう
以前からの方はご存知だと思いますが
面白かったら( ・∀・) イイネ!を
ポチットお願いします。
頑張ろうというモチベーションに繋がるんですよ
単純ですけどね
もちろん他の書き手さんのお宅もです
ポチッとしても爆発はしません
書き手が喜ぶだけです
宜しくお願いいたします
今日の小噺…
今一緒に働いてる事務の女の子
結構色んなネタ持ちの子でして
一番ビックリした事を
朝、子供を保育園に送ってから行くので少し遅れるかも知れないとLINEに連絡があり、そこからおかしいなぁと思っていたのですが…
いつもはお母さん(私と同い年)行ってくれているんですよ
いざ会社に来ると目が赤い
どした?お母さんと喧嘩でもした?
と、聞くと大泣きで…
でも、その日はそれ以上聞きませんでした
言いたくなったら言うだろうと思ったので…
次の日、彼女の方から話しだしたのですが…
やはり、朝母親と喧嘩したそうで
(理由までは言わなかったですが、下らない事と言ってました…)
二度と子供の面倒は見ない
勝手にしろとグーで何度も殴られ
口の中…血だらけだったそうな…
私も工場長も…固まりました
そんな人居ます?まぁ居ましたけど…
28になる娘を、グーで殴り倒す母親って…
その日から、その子の子供(孫ですな)が
話しかけても日光の三猿だったらしい
無視ですって

孫ですよ???くっそ大人気ない


人としてどうっすか?
前から聞いてはいたんですが
女系で、常時お婿さん貰っている家らしくて
かなり強いらしい…お婆ちゃんもw
そして友達付き合いも仕事もしていないから
お付き合いの意味もさえわからず…娘の気持ちを慮る事が出来ない人らしいです…
だからと言って殴って良い訳ではないですよね。
その子ね、全く遊びにいけないんですって。
歓迎会開いても、酒飲んだらいけないと言われて
主役なのにシラフで帰りましてん
確かに保育園の後、子供の面倒見てもらってますよ…
でもたま~~に…ほんの少し位…と思うのは甘えなのでしょうか…
うちの親もそうなんですが
友達居ないんです。
なので私が友人や娘とどこかへ出かけたり、泊まりに行ったりする事が、絶好調にイラつくらしいんですよね(今回の泊まりも実はかなり面倒くさかった。もう私もあまり気にはしませんが)
まぁこれは私が子供の頃からなんですけどね。
そんなだったんで、私は良いよ~行ってきなって子供を送り出します。
子供は自分の所有物じゃありません。
私がその子に言った言葉…
想像以上のお母様ね…ふふ
お話してみたいから連れていらして
はぁ…今日も暑そう…
あっ!車は変えたんでエアコンついてますよ
(どんな自慢だよ…普通ついてんだよ
)
(´▽`*)アハハ
では今日も一日アジャ!
良い一日を
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