チェ・ヨンの作り方 その二 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「チェ・ヨン…チェ・ヨン…どうしたの?大丈夫?起きて!」

いつも、チェ・ヨンの腕の中、安心しきって眠っているウンスは、ちょっとやそっとで起きることはない。ましてや今日は彼に“もうお願いだから眠らせて…”と懇願するくらい愛された…少し身体のあちこちが痛むほどである。


でも、この身体の甘い痛みがウンスはたまらなく好きだった…彼が隣にいてくれることが、夢ではないと思えるから…幸せの証なのだ。

そして、そんなチェ・ヨンの目覚めは早い…たまに眠っていないのではないかと思うこともある。

いつもウンスより先に目覚めていて、その身体を腕に抱いている。ウンスが彼より早く起きることなど滅多にないことなのである。

今、チェ・ヨンは…うなされていた…その声にウンスは起こされたのだ。

もしかして私が気がついていなかっただけで…こんなことが良くあるのかしら…

「チェ・ヨン、起きて!私はここよ」

ウンスは身体を起こし、何も身に纏っていないふくよかな胸にチェ・ヨンの頭を掻き抱く。チェ・ヨンは目尻から涙がこぼれ落ちているようであった。ウンスは彼の頬を数回軽く叩いた…

「くっ!はぁ…はぁ…イムジャ…はぁ…夢か…」
チェ・ヨンはようやくぼんやりと瞼を開き、ウンスの身体に強く腕を回すと、抗わずウンスの胸に顔を埋めている。

「大丈夫?どうしたの?夢でうなされるなんて…珍しいわね?どんな夢だったの?」

ウンスの柔らかな胸に唇を寄せながら、更にきつく抱きしめる。
「…いえ…たいした事では…」

ウンスは、チェ・ヨンの頬に手を当てると、自分の方を向かせ彼の眸を覗き込む。
「…私には話せない?そんなに頼りないかしら?…私はあなたの妻であり、あなたの優秀な主治医でもあるわ。…お願いよ。何かあるなら言って?辛いことだとしたら、私が半分抱えてあげられる…」

チュッとチェ・ヨンの額に口付ける。

チェ・ヨンは、まだ悩んでいるようだったが、諦めた様子で話し始めた。こういう時のウンスは、話を聞くまで引かない事を知っているからだ。

「…夢を見たのだ…。若かりし時の父上と…そして母上の…」

ウンスはチェ・ヨン本人ですら気がついていない涙を、細い指先でそっと拭う。チェ・ヨンは驚いたような顔をしていた。

「ご両親の…だから私に言いたくないのね?平気よ?だから…話してみて?」

「……だが…イムジャ…」

「そうだ!今日はもう二人共出仕しないでサボっちゃいましょ?せっかくあなたの誕生日だったんだもの…ねぇ、チェ・ヨン?今まで聞いたことがなかったけど…あなたの子供の頃の話を聞かせて?私と出逢う前のあなたが知りたいわ…」

ウンスは、カウンセリングのつもりであった。きっとチェ・ヨンには心に深く残る…辛い出来事がある。人に話せばその痛みが減ることもあるのだ。辛いことも楽しいことも二人で分け合おうと誓い合ったのだから…

でもこの人は、辛いことは私の分まで全て背負おうとする、責任感の塊のような人…全てを自分のせいにしてしまう…

それは違うのだと教えてあげたい…

「俺の子供の頃ですか?イムジャに聞かせて話してやるほどの事も特にはないが」
チェ・ヨンは、ウンスと目を合わさずに応えた。

「ううん…何でも良いの。じゃあ私が聞くから、それに答えてくれたらいいわ…ねっ?良いでしょ?」

「はぁ…わかりました。その代わり、話が終わったらもう一度イムジャを…」

気持ち良さそうにウンスの胸に顔をすり寄せ、背中に回した手が怪しく蠢いている。

ウンスは呆れた顔で小首を傾げながら、短く聞いた。
「本気?」

「俺は冗談など言わぬ…そうすればイムジャの体調が悪い故、出仕出来ぬと、陛下への言い訳にもなる。」

「本当に私を病人にする気なの?ふふっいいわ!取引成立ね!じゃあ、聞くわね…まずあなたのお母様の事から…覚えていることってある?」

「ああ…そう多く母上との思い出はないが…一つ一つは良く覚えている…叔母上や父上に後から聞いた事も…俺の母は………」




*************




「あなた…ほら見て下さいな…こんなに動いているわ。わかりますか?」

ミンは嬉しそうにウォンジクの手を取り、自分のお腹に手を当てた。

チェ・ウォンジクは、不安を顔に出さないように答えた。

「ああ、きっと元気な男の子かもしれぬな。この様に良く動くとは!」

「ふふふ…そうね。男の子だと良いわね…私は、そう何度も子を産める訳ではありませんからね…あなた…本当にごめんなさい」

ウォンジクはミンの手をぐっと握り締める。
「何を言うのだ。この子を産むことすらお前には命懸けかもしれぬのに…」  

チェ・ウォンジクとミンは幼き頃からの許嫁であった。ウォンジクの父チェ・オンが、仲の良かった友人と酒の席で…子供達を夫婦にしようと約束を
取り交わし、許嫁としたのである。

二人は3歳違いで、良くお互いの家を行き来きするなど、家族ぐるみの付き合いであった。

今年で夫婦となり5年目…仲の良い夫婦ほど子が出来にくいと良く言うものだが、この二人もまさにそうであった…諦めていた頃、ようやく念願の赤子を授かったのだ。

あまりに子が出来なかったので、ミンは離縁をするか、側室をもらってくれと何度も頼んでいたのである。それを頑としてウォンジクは聞き入れなかった。


************



__________「そうだったの…あなたの家って高麗で10本の指に入るほどの名家だってみんなに聞いたわ…お母様の気持ち…よくわかる…」

ウンスはチェ・ヨンの髪を愛おしそうに撫でながら、話を聞いていた…

「俺とて父上と同じことをするだろう…子が欲しくてイムジャと夫婦になったわけではないのだから…」

「ありがとう、チェ・ヨン…お母様…どこか体調が悪かったの?」

「…ええ。実は……」



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今お気に入りの二人のイラストラブゥ


皆様こんばんは
大変遅くなりました
汗
本日…忙しすぎ記憶がございません
えー
仕事…何やってたんだろ
なみだ

楽〇も大変なことになっており
なにっ!?
忙しいのにお手伝い
サー・・・・ッ
久々なので
間違えていないと良いのですが
ううっ...

そしてお話の方ですが
バフッ!

完全妄想で行っております
354354
調べたんだけどお手上げ
喜びの棒人間
あまり深く突っ込まないように
お願い致します
笑

それからコメ返
もう少し待っててね~
涙

コメント返信の画面です
こんな感じになってまして
古い方から順番にお返ししていってます
うがっ
お話ごとだと、過去記事にコメくれた方に
返信ができないのですよ
あとちょっとなので頑張ります~
わー

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昨日はハズレ画像笑って頂けたでしょうかあたふた
(´▽`*)アハハ   アホな私に

付き合ってもらってごめんね~orz
もしかして、別館へ飛べてない方
いらっしゃるかしら?
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飛べますからね
キラきゅんっ

では、おやすみなさい
ぐぅぐぅ



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