「ヨンア!やっと戻ってきたのかい!………見つけたよ!3人が捕らえられている場所を!あんたが自分で行かなきゃいけないと言うから、ジホとシウルに見張らせてるよ!だけど…すまないねぇ…医仙の方はさっぱりさ…港や街道には全て禁軍もスリバンも配置してるんだがその影すら現れて来ないんだよ……」
マンボはチェ・ヨンの顔を見るや否や…下を俯き力なく声を落としてしまった…それほどにチェ・ヨンの風貌はやつれていたのである。
髭は伸び、あの柔らかそうな髪はいつ洗ったのであろうかと思うほど…すでにボサボサだった…双眼は落ち窪み、目の下には色濃くクマが滲んでいる。顔色も悪く生気と言うものを失っていたのである。
「…あぁ…俺でなければいかんのだ…どこだ…早く教えてくれ!俺は早くイムジャの元へ行かねばならん…この者たちの大切な者達を救い…イムジャの解毒薬を手に入れねばならんのだ…」
うわ言のように呟いたチェ・ヨンだが、その目はしっかりマンボを見据えていた。
遠征地よりここ開京まで…普通に馬を駆り、休憩を挟みながら3日ほどかかる…チェ・ヨンは帰還の途中にもウンスの乗せられた馬車の捜索をしながら戻って来たのだが、その行方は掴めなかった。途中…馬を休めるためだけに慰め程度の休憩を挟み、ほとんど寝ることもせずにようやく開京へ戻ってきたのである。
ここまで着いてこられた迂達赤はそう多くはない…もちろんあの3人とテマンはチェ・ヨンと共にある…皆、この強行軍で自分より先に馬が潰れてまうのだ。着いて来られぬ者は始めに言った通りそれぞれの町に置いて来た。追々、開京へ戻ってくるだろう。それが後で功を奏することになろうとは…
「案内を!」
「わかった!ジオン頼んだよ!」
ジオンも、チェ・ヨンを苦し気に見つめると、いつもの軽口も叩かずにはいよと音もなく歩き出した…
*************
ここは高麗の観光地…温泉が湧き出る事で有名な旅館である…そこの2階を全て貸切にしているのは、あの徳興君だった…窓から下を覗き込むといくつもの露天風呂があり湯気が沸き立つのが見える。遠くに馬車を隠し、旅館の者に多大な金を渡し口止めをし、ここにずっと滞在していたのだ…だからどこの網にも引っ掛からなかったのである…
「くっ!叩かれようと蹴られようと…あなたに未来の話は教えないわ…だから私を彼の元へ帰して!」
ウンスは、頭を働かせようと必死だった。手足が縛られているわけではないのだが、四肢の感覚があまりない…ほとんど力が入らないのだ。一瞬はっきりとした意識の中で部屋の中を見回し…逃げ道を探る。目を凝らすとあの男が居た…黒い笠を被った忍者のような男…
遠い昔…私のオペの道具を持っていった男だ…ほとほと縁があるらしい…ウンスは嫌そうに顔をしかめ徳興君の後ろに立つその男を睨みつけた。
「は~はっはっ!お前は相変わらず気が強い。ではこれはどうかな?自白剤にも使っている薬なのだが…お前の口がゆるくなるだろうか…それともこちらが良いか?アヘンもあるのだぞ?医員ならこれが何かわかっているだろう?お前にもう一度…飛び虫の毒を刺しても良いのだが…殺したくはないのだ。我が妻となってくれぬか?」
「…呆れてモノも言えないわね…私があなたの…妻ですって…?私はチェ・ヨンのものよ…あなたの妻になど死んでもならないわ…」
徳興君の顔が二重に見える…ふっとまた意識を失いそうになってしまう…
徳興君は、いやらしい笑い顔を貼りつけながら
「医仙に死んでもらっては困るのだ。お前はあの阿呆なチェ・ヨンを待っているのか?医仙の使い方も知らぬ馬鹿者だ!あいつは来ない。間もなく死んだと連絡が入るだろう…真っ赤な炎に包まれて苦しみながら死んで行くのだ!」
「また彼に罠を仕掛けたの?…お願いだからやめて…良いわ!少しだけなら…未来の話…教えてあげる!だから彼には何もしないで…」
「もう遅い!此度は止められぬ!昨日チェ・ヨンが開京に戻ったと連絡が入った…わざとわかりやすい場所に、質を捕らえてあるのだ!もう燃えカスになっているかもしれないな!あんな阿呆の事は忘れるんだ!ほらこれを飲め!」
ウンスは黒ずくめの男に押さえつけられ、何かを無理矢理口の中に入れられ飲まされた。
「げほっ!こ、これは何…?何を飲ませたの?」
顔をぐっと近づけるとそのまま力ないウンスを抱き上げ、寝台に下ろす。
「はは、気持ちの良くなる薬さ…大抵の女はこれに溺れる…お前もこれが欲しくて余の言いなりになるだろう。奴はお前の知識は使わず身体だけを使っておるようだな…随分と良い女になったもんだ…だが余はお前の知りうる事全てが知りたい!先の世を知っていれば全てが余のものとなる!そしてこっちもな」
ウンスは最後の力を振り絞って、着物の合わせを解きにかかる手に噛み付いた。
「触らないで…くっ!私に触れられるのはチェ・ヨン…だけ…」
「くっくっ!薬が効いてきたようだな!だがまだ抵抗する力が残っているのか?ふっ!面白い女だ…ではこれならどうだ?」
徳興君は護衛の男の腰から小刀を抜きウンスの首にあてる。
「殺して…あん…たなんかに穢されるくらいなら…殺しな…さい…」
ウンスはすでに腕も上がらないほど身体は薬の影響を受けてしまっていた。朦朧とする意識の中、冷静な判断も出来なくなってしまっている。だが、本能だけが叫んでいた…チェ・ヨンにしか触れさせないと。
徳興君はその小刀でウンスの着物を切り裂いていく。
「余に任せておけば良い…チェ・ヨンなどより悦ばせてやろう…良い眺めであるな…う~んお前は良い香がする…天人の香なのか?奴には勿体無い女だ…」
「やめて…」
チェ・ヨン…ごめんなさい…

皆様おはようございます
今朝もまた焦っております

先日これらを送って頂きました
あみいさん
ありがとうございます
おいしく頂きました
ってか酒は
もうございません
半分娘に呑まれました
本当にありがとう
では時間がないので
本日はここまで~
今日も一日
ファイティン
コメント、みんなありがと~


褒めてくれて
嬉しかったで~す
今朝もまた焦っております


先日これらを送って頂きました

あみいさん

ありがとうございます

おいしく頂きました

ってか酒は
もうございません

半分娘に呑まれました

本当にありがとう

では時間がないので

本日はここまで~

今日も一日
ファイティン

コメント、みんなありがと~



褒めてくれて
嬉しかったで~す
頑張っちゃいますヨン

コメントのお返事少しずつ返します~

お待ちくだされ

あっ!追記です~

中学生の男子の君

何度アメンバーの申請をもらっても
承認できないのです


ごめんね

あと3年経ったら
申請してね

中学校
卒業おめでとう

みんなお祝いコメありがとう

今日、47になりました

そろそろ50の足音が聞こえてきます

皆様のおかげで
素敵な誕生日になりました

家族以外からのおめでとうは
嬉しいものですね
本当にありがとう


