綺麗…ウンスは一目見て大都督周瑜の妻…小喬が好きになった。美しさだけでない…その心根はとても強く芯が通っていると感じられたのだ。何故?と問われても答える事は出来ないが、その強さを秘めた、大きな眸が全てを物語っている気がしたのである。控えめだが、常に周瑜を支えているのだろう。この人のような妻になりたい…
「あなたが大都督
「ウンス様にチェ・ヨン様…ですね?私の名前をご存知なのですか?さすが天から舞い降りた方々ですね…主人よりお話は聞いておりました。どの位とはこの子の事ですか?」
と、微笑みながら大きく膨れ上がった腹を撫でる。
「ええ…私は医者です。小喬さん…もう間もなく赤ちゃんがお生まれになられますね?」
「はい…あとひと月程と言われております」
「着替えたら診察させて頂いても宜しいですか?」
「もちろんです…ここにいらっしゃったという事は…彼が、いえ主人がお二人をとても信用されているということですから…私もお二人を信じますわ。天からいらっしゃったお医者様に診て頂けるなんて光栄ですわ。今お茶を入れますね…その間にあちらで着替えを」
二人は高麗で着ていた着物に数日ぶりに袖を通した…あの時の記憶が蘇る…彼が生きていて良かった…
でも…もしかしたらまた私は…歴史を書き換えてしまったのかもしれない…だからこんな三国志の時代に送られてしまったのか…
「着替えは終わりましたでしょうか?さぁこちらへどうぞ…丁度お茶が入りました」
「すまぬな…そなたはあの大都督と呼ばれておった男の細君なのであるか?」
「はい、チェ・ヨン様。さようでございます…小喬と申します。どうぞ」
「ここの女人は全てそなたのようなのか?」
「えっ?どういうことでしょう?」
「…いや…気にせんでくれ」
「小喬さんのようにお綺麗なのかって言いたかったんでしょ?」
「う、ううん…イムジャ!そうではない!俺はただ…」
「あなたが女の人を褒めるなんて初めてね。女性の趣味が私と同じで良かったわ。ふふ。あちらにも急いで行かないといけないので、早速ですが診察させてもらっても?」
「えぇ…お願いいたします」
ウンスは小喬の大きなお腹に触れる…鞄から聴診器を取り出し、お腹にあて赤ちゃんの心音を探す。
なかなか見つからない…9ケ月なら聴こえてくるはずなんだけど…
あった…これって…
「あの…小喬さん少しお話しがあ…」
「失礼いたします!大都督がお呼びです!」
二人は顔を見合わせると
「はい…直ぐに参ります」
自分も行くと言ってきかない小喬だったが、妊娠中に見るものでもなく感染しないとも限らないので、ウンスはここに居て下さいとなんとか思いとどまらせた…これから命を生み出す彼女に、あんなにたくさんの死を見せたくなかったのだ…
二人が案内されたその先は…櫓が組まれ、たくさんの遺体が乗せられていた…ウンスは胸が苦しくなりチェ・ヨンの手を握り締める。
「ああ、ウンス殿こちらへ。この者をご存知でしょうか?」
周瑜の指差す先には真っ赤に染まった華佗が倒れていた。
「あっ!華佗さん?どうしてこんなに殴られて…刺されたの?血だらけじゃない!まさか周瑜さんたちが?」
「いえ、我らはこのように武器も持たぬ者を痛めつけたりは致しません。あの小舟でこちらに流れ着いたのです」
「そうですよね…疑ってすみません。じゃあ曹操がやったのね?良く生きて…」
「ゲホッ…私に近づかないで…く…ださい。これは私の血では…あり…ません…あなた達を…グッ…逃した事がわかって…しまい…殴られて…お前が…連合軍を…殲滅して来いと…疫病患者の首を刎ね…私の頭から…その者の血をかけたのです…」
「何てことを!みんなこの人から離れて!この人に触れた人はすぐ手を洗って衣服を着替え、隔離して下さい!私は感染しないので大丈夫よ。チェ・ヨン!あなたも離れて!お願い」
「俺はあなたの側を離ぬと決めた。3歩離れてはイムジャを守れぬ」
「チェ・ヨン!はぁ…わかった。では華佗さんには触れないでね。孔明さん、どこか離れた所に診療所を作ってほしいの」
「はい!すぐに」






こんにちは
結局昨夜は…
寝落ち致しました

すみません

リクエスト
ありがとうございます

いじけて旅に出ることなく
いられそうです

しかも
別館いらずな

感じです
私の頭じゃ
思いつかない
物凄く面白い
お話しもあって
みんな凄いなぁと
感心しちゃいました

では
午後からもアンニョン


