パラレルワールド 19 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「ようこそお出で下さいました。さあ、どうぞお上がりくださいませ…」

綺麗…ウンスは一目見て大都督周瑜の妻…小喬が好きになった。美しさだけでない…その心根はとても強く芯が通っていると感じられたのだ。何故?と問われても答える事は出来ないが、その強さを秘めた、大きな眸が全てを物語っている気がしたのである。控えめだが、常に周瑜を支えているのだろう。この人のような妻になりたい…

「あなたが大都督周瑜さんの奥様の小喬さんですね?…私はウンスと言います。彼の名前はチェ・ヨンです…小喬さん、今どの位なのですか?」

「ウンス様にチェ・ヨン様…ですね?私の名前をご存知なのですか?さすが天から舞い降りた方々ですね…主人よりお話は聞いておりました。どの位とはこの子の事ですか?」

と、微笑みながら大きく膨れ上がった腹を撫でる。

「ええ…私は医者です。小喬さん…もう間もなく赤ちゃんがお生まれになられますね?」

「はい…あとひと月程と言われております」

「着替えたら診察させて頂いても宜しいですか?」

「もちろんです…ここにいらっしゃったという事は…彼が、いえ主人がお二人をとても信用されているということですから…私もお二人を信じますわ。天からいらっしゃったお医者様に診て頂けるなんて光栄ですわ。今お茶を入れますね…その間にあちらで着替えを」


二人は高麗で着ていた着物に数日ぶりに袖を通した…あの時の記憶が蘇る…彼が生きていて良かった…
でも…もしかしたらまた私は…歴史を書き換えてしまったのかもしれない…だからこんな三国志の時代に送られてしまったのか…

「着替えは終わりましたでしょうか?さぁこちらへどうぞ…丁度お茶が入りました」

「すまぬな…そなたはあの大都督と呼ばれておった男の細君なのであるか?」

「はい、チェ・ヨン様。さようでございます…小喬と申します。どうぞ」

「ここの女人は全てそなたのようなのか?」

「えっ?どういうことでしょう?」

「…いや…気にせんでくれ」

「小喬さんのようにお綺麗なのかって言いたかったんでしょ?」

「う、ううん…イムジャ!そうではない!俺はただ…」


「あなたが女の人を褒めるなんて初めてね。女性の趣味が私と同じで良かったわ。ふふ。あちらにも急いで行かないといけないので、早速ですが診察させてもらっても?」


「えぇ…お願いいたします」


ウンスは小喬の大きなお腹に触れる…鞄から聴診器を取り出し、お腹にあて赤ちゃんの心音を探す。


なかなか見つからない…9ケ月なら聴こえてくるはずなんだけど…


あった…これって…


「あの…小喬さん少しお話しがあ…」


「失礼いたします!大都督がお呼びです!」

二人は顔を見合わせると

「はい…直ぐに参ります」


自分も行くと言ってきかない小喬だったが、妊娠中に見るものでもなく感染しないとも限らないので、ウンスはここに居て下さいとなんとか思いとどまらせた…これから命を生み出す彼女に、あんなにたくさんの死を見せたくなかったのだ…

二人が案内されたその先は…櫓が組まれ、たくさんの遺体が乗せられていた…ウンスは胸が苦しくなりチェ・ヨンの手を握り締める。

「ああ、ウンス殿こちらへ。この者をご存知でしょうか?」


周瑜の指差す先には真っ赤に染まった華佗が倒れていた。


「あっ!華佗さん?どうしてこんなに殴られて…刺されたの?血だらけじゃない!まさか周瑜さんたちが?」


「いえ、我らはこのように武器も持たぬ者を痛めつけたりは致しません。あの小舟でこちらに流れ着いたのです」


「そうですよね…疑ってすみません。じゃあ曹操がやったのね?良く生きて…」


「ゲホッ…私に近づかないで…く…ださい。これは私の血では…あり…ません…あなた達を…グッ…逃した事がわかって…しまい…殴られて…お前が…連合軍を…殲滅して来いと…疫病患者の首を刎ね…私の頭から…その者の血をかけたのです…」


「何てことを!みんなこの人から離れて!この人に触れた人はすぐ手を洗って衣服を着替え、隔離して下さい!私は感染しないので大丈夫よ。チェ・ヨン!あなたも離れて!お願い」


「俺はあなたの側を離ぬと決めた。3歩離れてはイムジャを守れぬ」


「チェ・ヨン!はぁ…わかった。では華佗さんには触れないでね。孔明さん、どこか離れた所に診療所を作ってほしいの」


「はい!すぐに」





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こんにちは

結局昨夜は…

寝落ち致しました

すみません

リクエスト

ありがとうございます

いじけて旅に出ることなく

いられそうです

しかも

別館いらずな

感じです

私の頭じゃ

思いつかない

物凄く面白い

お話しもあって

みんな凄いなぁと

感心しちゃいました



では

午後からもアンニョン