ドユンの住む町を出てからほとんど休むことなく開京へ向かって馬を駆らせたため、夕方になろうかと思われた到着が、だいぶ早くなったのだ。
「…良し!チュンソクまだ時間も早い。シウル達も私淑の元へこのまま戻るであろう…礼も言わねばならぬし、イムジャに一目逢いたいであろう。寄ってくれるか?」
「はっ!」
「やった!マンボさんにお逢いできるの?嬉しい!お元気かしら?あなたも久しぶりなの?マンボさんのクッパ食べたいなぁ~」
片手に持った饅頭を口いっぱいに頬張りながら、隣に座り自分を優しく見つめる目をいたずらっぽく見上げた。
「ええ、1年振り位かと・・・ずっと天門の地の近くにおったので。あの二人は化け物ですから、何一つあの頃と変わっておらんと思いますよ」
ウンスの口元に付いた餡を親指で掠め取り、自分の口へと運ぶ。
三が日は更新もアメンバーの承認も
出来ないかもしれません
「あっふふ、ありがとう」
開京がようやく目の前に迫り、久しぶりにマンボ兄妹にも逢えるとあって、チェ・ヨンの顔は安堵し緩んでいた。
やっと、ようやっと‥‥ここまで戻ってきたのだ。イムジャと共に‥‥本来であれば4日もあれば着くところ、この方と来たら、俺の気など知らずに‥‥行く先々で医仙が戻ったとを宣伝してくれおって。イムジャに危険が及ぶ前に、陛下に早々に頼まねばならぬな‥‥
開京がようやく目の前に迫り、久しぶりにマンボ兄妹にも逢えるとあって、チェ・ヨンの顔は安堵し緩んでいた。
やっと、ようやっと‥‥ここまで戻ってきたのだ。イムジャと共に‥‥本来であれば4日もあれば着くところ、この方と来たら、俺の気など知らずに‥‥行く先々で医仙が戻ったとを宣伝してくれおって。イムジャに危険が及ぶ前に、陛下に早々に頼まねばならぬな‥‥
馬車がゆっくりと速度を落とす。開京の町へ到着したようだ。チェ・ヨンはいつもの様にウンスに外套を着せ、雨避を目深に被せる。ウンスだと気付かれるのは時間の問題だとわかってはいても、やはり隠しておけるものなら隠しておきたいのだ。
「さぁ、イムジャ参りましょう。歩けますか?」
「大丈夫そう‥‥無理しても歩かないと、みんなに変に思われちゃうし…」
「俺は気にもせんが、イムジャがそう申すなら‥‥」
まだ覚束無い足取りだったため馬車の階段を踏み外し、転げ落ちそうになったウンスを、先に馬車から降りていたチェ・ヨンがきゃーと言う悲鳴と共に受け止める。
「はぁ…申した側からこれでは…イムジャはこれだからほっておけん‥‥大丈夫ではないのでしょう?これでは俺が落ち着かん」
「やだ!大丈夫よ、下ろして!恥ずかしい…みんなが見てるじゃない!それに元はといえばあなたが…」
「俺が何か?ふっ・・今宵は我が家で…俺の生家なのだが…叔母上に帰還を伝えてあるので、準備は整うておるはずです‥‥」
「あなたの生まれ育ったお家なの?見たいわ!私物件を見るの大好きなの!」
「ぶっけ…?俺も久しぶりに戻ります。気に入らぬところがあれば直させるので遠慮せず言うて下さいイムジャ。今宵から生涯を二人で共に暮らす家なのだから」
「やだ!大丈夫よ、下ろして!恥ずかしい…みんなが見てるじゃない!それに元はといえばあなたが…」
「俺が何か?ふっ・・今宵は我が家で…俺の生家なのだが…叔母上に帰還を伝えてあるので、準備は整うておるはずです‥‥」
「あなたの生まれ育ったお家なの?見たいわ!私物件を見るの大好きなの!」
「ぶっけ…?俺も久しぶりに戻ります。気に入らぬところがあれば直させるので遠慮せず言うて下さいイムジャ。今宵から生涯を二人で共に暮らす家なのだから」
低く、照れたような甘い声で囁かれ、心臓が跳ね上がる。もう・・・普段無口なあなた・・・たまに殺し文句をサラッと言うのよね。1日1日・・・あなたへの想いが募っていくわ。どうしたら良いのか、わからなくなるくらいに。
「イムジャ・・?やはり早急過ぎたか?嫌なら典医寺で・・・」
「嫌なわけがないでしょ?私達はもう夫婦よ。一生あなたの側から離れないわよ」
ふふ、その少し困った顔のあなたも好きよ。
「医仙だ!医仙お帰り!聞いてはいたが見るまで信じられなかったよ!本当に帰ってきたんだねぇ!」
ファジャやジホと共に前からマンボ達が歩いてきた。
「マンボさん!只今戻りました!チェ・ヨン、大丈夫だからもう下ろして?」
「医仙、元気だったのかい?4年も経って戻ってくるなんざぁ、医仙らしいね!また道にでも迷っていたのかと思ったよ。でもね、ヨンが必ず医仙は戻るからと言い続けてたのさ。あたしらもね、2年目位まではもしかしたらと思ってたんだけね。正直いやぁもう戻らないと思っていたさ!」
「俺は嘘はつかん。二人共此度は本当に助かった。ありがとう。あちこちのスリバンが皆手を貸してくれた。」
「ああ、聞いてるよ!そのかわり国中医仙が戻ったと大騒ぎさぁ!今、違う噂を流している所だよ。心配しなさんな」
相変わらず人懐っこくて全てを包み込むような大きな声・・・声を詰まらせながら肉厚の手で抱きしめてくれた。
「マンボさん・・・うん、そうなの。ちょっと迷子になっちゃってたの・・・時代の狭間で。チェ・ヨンを長い間、支えてくれてありがとう」
「ほら、お前!湿っぽいこたぁ良いから二人にクッパ出してやんな!」
「はいよ!高麗一のクッパ食って行くかい?」
昔のように胸元から出された匙を手に取り涙を拭うと、もちろんと頷いた。
*********
「それじゃあまた落ち着いたら彼と一緒に来ますね。ごちそうさまでした。みんなも本当にここまでありがとう。これからもチェ・ヨン共々よろしくお願いします」
「いつでもおいで!ヨンと喧嘩でもしたら泊めてやるからさ!」
「全く余計なことを!そのような必要はないから安心してくれ。さぁイムジャ、王宮へ戻ります」
ウンスは名残惜しそうに皆に手を振り、馬車に乗り込むのだった・・・
「あのヨンの顔見たかい?あの二人・・・」
「あぁ見たさ!医仙しか目に入ってなかったな。そう言う事なのか?」
「ああ、男盛りの奴が4年も女っ気無しで待ってたんだ!あれだけ皆が勧めたのに他の女にゃ見向きもせずに・・・医仙は必ず自分の元へ戻るからと言い張って。ようやく好いた女子を手にしたんだから、めでたい事じゃないか!」
「ああ、めでたいな!酒でも呑むか!」
「それとこれとは別だよ!いい加減におし!」
二人は屋根の上からウンス一行が見えなくなるまで、霞んだ眸で見つめていたのだった・・・
皆様こんにちは

やっと開京に着きました

ちょうど明日で王様にも逢えそう

ちょっと一段落しようか

このまま続けるか悩み中です

今年も明日で終わりです

本当にあっという間の

1年間でした

これも皆様のおかげですね

また明日もご挨拶させて
頂きますが
本当にありがとうございました

それから、新年ですが

少し忙し目です

もしかしたら
三が日は更新もアメンバーの承認も
出来ないかもしれません
アメンバーの申請は今年のうちに
お願い出来ればと思います

Amebaアプリ

アプデして直ったらしいのですが

どうかな?
アプリから更新してみますね

では、アンニョン

大掃除、放棄したはるより

愛をこめて

まだ1日ありますが・・・

良いお年をお迎え下さいね


にほんブログ村

