向日葵 16 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

ー外で暴れてるのは、ジフ君だと思うわ!さっき、女のコ達を探してくれと頼んだから。早く助けに行かなくちゃ!スリバンも来てくれてると思うし!

ーなぜ、この店1番の妓生が知らぬ女子達の事を、医仙様が?


ーあぁ…だって妓生の人達は、高いんでしょ?それならまだ店に出してない若い女の子を使うと思ったの……ピョルさん、とても頑張ったのね。この男から逃げるために……トクマン君、縄で縛る時に殴っても良いわよ!階段から蹴り落としても!

ーふっ!ご命令のままに!医仙様ありがとうございます!


ウンスはカバンからあるものを取り出した。

ーさぁテマン君、準備は良い?外に行く前にこれをあちこち置いて来て!害虫は煙で燻し出さなきゃね!トクマン君も早く来てね!

ーはっ!


テマンとウンスは、その煙の出る玉を皿に乗せ火を付け、至る所に置いて回り “火事だ”と叫ぶ。

あちこちの部屋から半裸の男女が焦って出てくる。寝屋になって居ない方にもそれを置く。もちろんチャ・ウンの居る部屋の近くにも…

二人が庭に出ると、ジフが先程ウンス達の所に居た用心棒と剣を交えている。それ以外にもかなりの人数がいるようだ。

しかしジフは見ていると、全く危なげがない。かなり強いのねとウンスは感心して居た。女子達は、火事騒ぎの中、他の客達と外へ避難している。外にはスリバンが居るので、皆を集めてくれていた。


ーテマン君、助けに行って!私は大丈夫だから!

ーでも…離れるなと…

ー屋根の上にもスリバンが居るし、大丈夫よ!

ーでは!


屋根の上からは矢が放たれ、バタバタと敵が倒れる。しかしみんな、殺さず脚を狙っている。ウンスは嬉しくなった。命の重さを少しは考えてくれるようになったのだと…。勉強会の成果ね!ふふ!


あっ!?

突然ウンスは後ろから羽交い締めにされる。その首元には小刀が…!


ーだれっ?!私を誰だか知っての上でやっているの?


ーははは!もちろん存じておりますよ。医仙!私をお忘れですか?

ーあなたは、チャ・ウン!最低ね!大麻を売りさばくなんて!

ーお前とチェ・ヨンのせいだ!キ・チョルが死んで、私は全て失った。戦う意思はないとやっとあの間抜けな王にわかってもらい、牢を出たのだ…いつかお前達に復讐するために!

ー自分が悪いのに、人のせいにするなん…





ドーーーーンッ!と大きな音がした…
見ると、チェ・ヨンが雷攻を放っていたのだ。

身体の周りがうっすら青く、蜃気楼のようにゆらゆらと揺らいでいるように見える…
かなりの怒りを内に秘めているようだ…。

ーチャ・ウン!死にたくなくば、その手を離せ!

ー死ぬ時はこの女も道ずれにしてやるからそのつもりでいろ!お前の1番苦しむ姿が見れぬのは残念だがな!ははは!


ウンスの喉に剣が食い込み、血が滴り落ちる。


ーうっ!?


後ろからトクマンがチャ・ウンの剣を持つ手を払い、ウンスを後ろに引いて庇う。

すかさずチェ・ヨンが小刀を投げる。やはり殺さず脚に当てる。ウンスに怒られるからだ。チャ・ウンは諦めておらず、まだトクマンに斬りかかろうとしている。


その時、チュンソクが馬に乗ったまま庭に入って来た!

ー王命にござーる!皆の者、頭を下げよ!
王命であるぞ!


周りの者たちは、バタバタしながらも平伏している。チャ・ウンに限ってはまだ、ウンスを狙っている。今の隙に、チェ・ヨンはチャ・ウンの背後に回る。


ー此度の妓楼  [華弁の館]  の一件に関しては、全て大護軍チェ・ヨンに任せることとする。何者であろうとそれに従うこと。逆らえば、王に謀叛を働いた事となる。
                                   恭愍王 


チェ・ヨンとチュンソクは目を合わせ笑った。そしてチェ・ヨンはチャ・ウンを殺さずに捕まえた。


ーお前は法が好きであったろう…法に基づきお前を裁こう。イムジャのお陰であるぞ。昔の俺なら殺している。

がくりと肩を落とすチャ・ウン…
トクマンにチャ・ウンを渡す。



ーイムジャ!大丈夫ですか?

そう言って周りが、何も見えなくなり抱き締めてしまったチェ・ヨン…。ウンスの首の傷を優しく舐めている。
ウンスは背中をトンと叩いて落ち着かせてあげる。

ー私は大丈夫だから心配しないで…あなたが来てくれる、助けてくれるのはわかって居たもの…。それにトクマン君にまた助けられたわね。ふふ!
ねぇ、大護軍の体面はいいの?物凄く注目の的よ!

ー心配で心配で…あなたは無理ばかりなさるから…体面など、今はどうでも良い。ご無事で本当に良かった…

泣きそうなチェ・ヨン…。

ーチュンソク!後のことは任せても良いか?

ーはっ!お任せを!

ートクマン君、助けてくれてありがとう!それから、あの部屋教えてあげてね!店の主人の事もね。


ーはっ!医仙様、わかりました。

ートクマン、すまぬな。ありがとう…。

ー大護軍!当然の事です。礼など及びませぬ。




二人はこの場をチュンソクに任せ、チュホンに揺られ家に帰り、愛を語らいながら、その日の出来事を朝まで語り合うのでした…。




こうして、大麻事件は一件落着…。隠し部屋の大金は国庫に入れられ、若い女子達は自由の身となり、そしてトクマンもウンスを守った功績により、蹴り飛ばされる事もなく、ピョルに無傷で再会出来たのであった…。



めでたしめでたし…。









おはようございます

水戸黄門、一件落着致しました

主役のトクマンまたウンス助けちゃいまして…逆に褒められちゃいました

印籠あせるチュンソクの王命でござーる!!
に、してみたのですがいかがでしたでしょうか



今日も暑そうですね…
2階にエアコンないんですね…
たまに意識がぶっ飛びますぶっ飛びます

私のスピアーノちゃんも、エアコンぶっ壊れてるんですよいくらかかるかな…

水分補給気をつけて…
今日も一日アジャ















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