出逢い…19 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

お父さんお母さんお元気ですか?
今日は報告があるの。やっとね、何種類か解毒剤が出来たのよ。本当に大変だったわ。何度も失敗して…。培養がとても難しいのよ。実験用のマウスも可哀想だったけど、これもチェ・ヨンのため…。だけど、これを使う時が来なければ良いなと思うわ…。

今年はね1364年なの。なんの年かわかる?元の奇皇后がね、キ・チョルを殺した恭愍王を廃して、元国いた忠肅王の弟の徳興君を王にするために、高麗の出身であるチェ・ユ(崔濡)に兵 1万人を与えて、高麗を攻撃する年なの…このね、徳興君が曲者なのよ。毒を使う奴なの。

全くまだ生きてたなんて…!それにね、キ・チョルは自分のせいで死んだのに人のせいにして!やっぱり姉弟ね、性格が似てるわ。王様は何も悪くないんだからね!お父さん!

そう…。やっとこの間思い出して、この事をもちろんチェ・ヨンに話したわ。でもいつ、どこでまで覚えて居なくて…。

チェ・ヨンは王様と相談をして、もし本当に攻めて来たら、徳興君をどうするのか決めたみたい。私ね、そいつにチェ・ヨンを殺すと脅されて、昔結婚するところだったのよ!本当に嫌な奴でね。きっとあのチェ・ヨンの事…。徳興君を許して居る訳が無いから、斬られるわね、容赦無く…。徳興君に関しては、反対しないわ。

あいつは汚ない奴でね、いつも毒を使うの…。一気に殺す毒を身体に入れるわけじゃなく、じわじわと死んでいく毒なのよ。そして解毒剤欲しさに、こっちに言う事を聞かせようとする奴なの。

最低でしょ?チェ・ヨンは昔私の為に、無理難題をこなして解毒剤を、そいつにもらって来てくれた…。王様の玉璽をね…皇宮から盗み出したのよ…近衛隊の隊長だったのに、私の命を守る為に…。まだ、そっちに帰るつもりだった私の為に…。

大反逆罪よ…。私が彼を選んだ気持ちがわかってくれるわよね、お母さん…。ここでは、恋をするのも命がけだったのよ。

彼は、国境付近全てに兵を出して見守らせていたわ。1万人の兵って相当よね。動きがあればすぐわかるって、言ってたわ。

しばらく何事もなかったの。秋も過ぎて、あと数ヶ月で1364年が終わりを迎えようとしていて、歴史は変わったのかしらと思って居たら、王様の所に元の勅使が来たわ。

徳興君を王にすると言う奇皇后からの手紙を持ってね。もちろん王は撥ねつけた。だって名前に忠がないでしょ?恭愍王 は…。もう高麗は元には支配されないとはっきり言ったの。奇

皇后は、もちろん断られる事を前提にしていて、勅使が来た時には1万人の兵も動き出してしたの。チェ・ヨンがそんなことお見通しでね、そいつが来る前に動き出してて川の所で待ち伏せしていたの。船を全て焼き払ったそうよ…。

船から飛び降り元に逃げようとする兵は殺さなかったみたいなの。戦意がない奴は殺さないと…。チェ・ヨン、ほんとに変わったわ。子供が産まれてからかしら?チェ・ユ(崔濡)と徳興君は1番大きな船に乗っていて、飛び降りた所を切り捨てたらしいわ…。ここにもまた李成桂が居てね…。仲は良いのよね…。


あっ!それでね、チェ・ヨンの大勝!多分斬る前に徳興君と話したみたい。いろいろあいつとはあったからね。大丈夫です、イムジャ…。もう奴はおりませんからって。でも、帰って来た時少し変だったわ。先に皇宮へ報告に行かなければいけないはずなのに、1人だけ先に帰って来たの。

私とスジョンとハヌルが飛び付いてKissしたら、私達を見て泣きそうになってたの。ミンジュンとパダも走って来て、みんなでチェ・ヨンの取り合いよ!母上ずるいと言われたけど、私が1番に彼を抱き締めたわ。チェ・ヨン無事に戻って来てくれてありがとう。

どうしたの?何かあった?と聞くと、いえ、奴を見ていたら、俺は本当に幸せだなと思い、イムジャに逢いたくてたまらなくなり兵を任せて1人馬を飛ばし帰ってきましたって。やっぱりあいつに何か言われたのね。本当に嫌な奴なの、お母さん!人の心を弄んで、心理戦に持ち込もうとするの。チェ・ヨンは強いけど、心はとても繊細だから…。

子供達を家政婦さんに任せて、チェ・ヨンをお風呂に入れてあげたの。疲れも嫌なこともお湯に流してって。彼の髪も背中も洗ってあげたわ。あちこち傷だらけなのよ。今回も何カ所か怪我していたわ。

縫うほどではないけど。この傷ひとつひとつが、高麗と私を守る為に出来たの。愛おしいって涙が出ちゃうわね。この時ね、徳興君との事を話してくれたわ…チェ・ヨン。いつもありがとう…私、幸せよ、お母さん。


追伸~こっちにはね、キムチがまだないの…。良く一緒に漬けたわよね。お母さんのキムチが食べたいわ!

それと、この間ねスジョンが世子様に呼ばれて皇宮に遊びに言ってたわ。テマン君付きでね。スジョンの周りには大人ばかりだから、どうも世子様を弟達の1人位にしか思ってないみたいね。テマン君と遊んでたらしいわ。ヤキモチ焼かせる作戦かしら?この子ももう7歳になったのよ。チェ・ヨンに似て、親が言うのもなんだけど綺麗な子なの。親バカかしら?ふふ。

また、手紙書くわね!


                 1364年12月   ウンス


 ーキムチ好きだったものね…。送ってあげられないのが辛い所ね…。

ーウンスの事だから、トウガラシでも発見するんじゃないか?あはは。


ーふふふ、本当ね。それにしても徳興君に毒ですって。この子の人生ってなんなのかしらね…。本当に稀有な子ね。医師になったのも運命なのよ。田舎に居たくないからと、ただ頭が良いと言うだけで医大に進んで、初めは外科がメインで…。全てチェ・ヨンさんに出逢う為のものだったのね…。不思議ね、お父さん…。

ーあ~。俺たちの子供じゃないみたいだ…。








今回、あの徳興君歴史に名前が出て来ましたねぇ私はこいつ、大嫌いでしたチェ・ヨンが怒り狂って、2人の所に来た時(めちゃくちゃかっこ良かったドキドキ好きなシーンの一つですラブラブ)わざと2人っきりにして、陰から会話を盗み聞きしてましたねパンチ!だからウンスの手紙を焦って燃やしたんですあ~ムカつく(…と、勝手に思ってました)


これが史実のようです。ダウン

奇皇后が1364年元国が忠宣{チュンソン}王の三番目の息子徳興君{トクフングン}を王にしようと軍事1万人と共に送った時、西北面都巡問使{ソブクミョントスンムンサ、軍事関係の任務を帯びて宰枢として任命されて西北面(今の平安北道{ピョンアンブクド})に派遣された臨時官職}で李成桂などと共に戦って撃退した。

李成桂またまた名前が
ウンスはその度いろいろ考えて居たんだろうなと思っちゃいます汗


お風呂の回想シーンはチェ・ヨンの日記の方で…あるかも…はてなマーク  …あるかな…はてなマーク

今日から仕事開始ですね
皆様もファイティン




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