出逢い…17 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

お父さんお母さん元気ですか?
私は忙しい日々を送っています。双子も1歳になったのよ。二卵性なのに顔がそっくりで、たまに私は間違っちゃうの。でもチェ・ヨンは一度も間違うことがないのよ。彼に言わせるとね顔だけでも見分けられますが、雰囲気が全く違います。イムジャが何故間違えるのか不思議ですって!オーラの色が違う…みたいな事かしら。

やっと病院も軌道に乗ってきたわ。たまに典医寺に呼ばれるけど、今は殆どこっちに居るのよ。王様と王妃様、お子様達の検診は欠かさないけどね。王様のお子様もとても可愛いのよ。

この間ね、チェ・ヨンも一緒に王様に呼ばれたの。王様ったら、びっくりすることを言うのよ。世子様とスジョンを許婚とするのはどうか、考えて見てくれぬかって…。とても驚いてしまったわ!

でも、チェ・ヨンはね、大変嬉しいお申し出ではございますが、私はスジョンにも、私達夫婦のように、心から恋い慕う相手と婚儀をして欲しいと願ごうております。ですから、大人の思惑で決めとうはないのです。世子様とスジョンが自然とお互いを大切に想い、一緒になりたいと思うた時、もう一度お申し出いただけないでしょうか?って…

やっぱりチェ・ヨンて素敵よね!娘が世子嬪になれるなんてすごいことなのに全く興味なしよ。娘の幸せが一番なんですって。“黄金も石のように思え”ってこういうことなのよね。

学校の方はね、私が病院にいる時は、休みの迂達赤の面々が来てくれて講師になってくれるのよ。皆、意外だけど、漢字はバッチリなの。テマン君は、嘘みたいだけど、子供の頃、山でたった一人生活していたんですって…ふふ。

だから子供達と一緒に勉強してるのよ。チェ・ヨンもね、暇があれば教えに来てくれるの。すごく贅沢な学校でしょ?最初は、誰も来てくれなかったのよ。

うちの子とテマン君、スリバンのジフとシウルが時間がある時に勉強しにきてくれてただけでね。でもだんだん評判になってたくさん子供達が来てくれるようになったの。女の子もね。

ジフとシウルは、チェ・ヨンに道場で稽古をつけてもらいたいんだけど、全く相手にならないから、テマン君が付き合ってあげてるわ。その間に家政婦さんに食堂でご飯を作ってもらって皆で夕飯を食べるのよ。江南に住んでた頃は食事も1人で味気なかったけど、今は毎日最低10人位は居るわね。うん。

みんな家族みたいなものよ。その日その日でね、迂達赤の人たちが双子を抱えてご飯を食べさせてくれたりするのよ。10人の敵を前にしても恐れない迂達赤が、うちの子達に振り回されて、ボロボロになりながらアーンしてくだちゃいね~…とか言うのよ…。

特にトクマン君は舐められてるはね…。ハヌルは女の子なのにとってもやんちゃでね…。申し訳ないけど、私は食事に没頭出来て楽チンだから知らんぷり。この間皆でご飯食べていたら、私のホッペにご飯ついてたみたいで…昔からやることは変わらないでしょ?

それをチェ・ヨンが、全くイムジャは…とか言いながら、いつもの癖で、それをとってパクって食べたの。チェ・ヨンがハッとするのがわかったわ。皆がニヤつきながら見ていたの。皆が居るのが自然すぎて忘れてたみたいね。

そしたらチェ・ヨン、左手に雷功を溜めて放とうとするからやめさせるのに苦労しちゃった!食堂と道場が消えてなくなっちゃうわ。雷功ってね、ん~信じてくれるかな?手から電気を帯びた雷のようなものを放つ事が出来るの。あれ?それも多分監視カメラの映像に残ってると思うわよ。聞いて見て。すごいんだから。

こんなことを毎日ボランティアでやってるの。でもお金は大丈夫。まだいろいろ作ってるから、かなりの売り上げなのよ。お金には困らないの。病院だけはお金持ってる人からは治療費いっぱいもらっちゃうしね。

それで今はね、研究室で解毒剤の研究中なの。大分前にちょっとあってね…。確かもう一度何かの史実に登場した気がするのよ…。あいつが…。その前に王様に何か…あったような…。?歴史は大学入試になかったからうろ覚えで…。

何事もなければ良いんだけど。チェ・ヨンに話しておかなきゃ。それにしても薬を作るのは本当に難しいのね。パソコンに打ち込むだけで、薬剤師が薬を調合してた時が懐かしいわ。顕微鏡もないし一定の温度も保てないしね。でも諦めないわよ。いつか必ず成功させなきゃ。もっともっとそっちで勉強しておくんだったわ。今更言っても遅いわね。

頑張るわ!

またね!



                   1362年6月   ウンス





ースジョンが世子嬪にと?なんだかドラマみたいね…。それにあの子ったら…昔からホッペにお弁当つけてたわよね。食べることに夢中になって。

ーあぁ。それにしても世子嬪か…驚いたな。それに家政婦に保育士まで居るのか、ははは!それも王様直属の護衛部隊の迂達赤ときてる。壮大な話だな。

ーえぇ、今度は研究ですって。この子は一時期、研究室に残ろうとするほど、のめり込んで居た時もあるから、きっとうまく行くわよ。高麗の人達のお役に立ちたいのね。頑張ってね、ウンスや…。






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